ETERNAMENTE COMO AGUA QUE CORRE

RODRIGO MOREIRA ホドリゴ・モレイラ

待望!ミナス音楽の良心を体現するSSW、ホドリゴ・モレイラの2021年新作が登場!

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レーベル
INDEPENDENTE
国(Country)
BRA
フォーマット
CD
規格番号
RM03/2021
通販番号
1008235743
発売日
2021年11月27日
EAN
7898254982189
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商品詳細情報

音楽家であると同時にガットギターの製作者でもあり、ミナスの山のふもとにある農場で暮らしているというホドリゴが、今回も忙しい合間を縫って最新作を届けてくれました(涙)。



一度新作完成の報があったもののやはり納得がいかず、そこからロシアのオーケストラに依頼し追加でアレンジを施すなど最終的な完成に時間がかかったようです。街角クラブから連綿と続くミナス音楽の良心を体現するあまりに素晴らしい楽曲と歌声、そして街角クラブを生きた伝説的ミュージシャン達との美しき共同作業。今回も全ての音楽ファンに推薦したい一枚です!

また、そういった根っからの職人気質ゆえか、今回もほとんど新作のプロモーション予定がないようです。というわけで今回は時間を見つけて急遽メール・インタビューを敢行。本作について自身の言葉で語ってもらいました。



Q. 本作はどういった作品なのでしょう?

ー色々なアーティストから影響を受けています。まずはロー・ボルジェスですね。本作の冒頭に収録された "Ruas da Cidade" はロー&マルシオ・ボルジェスの楽曲です。ある日、街角クラブが生まれたあたりの場所をドライブしていたときにこの曲が聴こえて、とても心を打たれました。なぜならこんなにも人のいない私の街を見るのは初めてだったからです。すぐにロー・ボルジェスにこの曲を録音するつもりだと伝えました。彼自身、この曲をあまり覚えていなかったようですが、録音した音源を送るととても喜んでくれました。もちろん、彼は私のアイドルですから、とても光栄でした。

Q. 色々なアーティストが参加していますね。彼らについても教えてもらえませんか?

ー1960年代のベロ・オリゾンチの音楽シーンにおいて二人の偉大なギタリストがいました。一人はトニーニョ・オルタ、そしてもう一人が本作に参加しているゼドゥアルド (ゼ・エドゥアルド) です。ロー・ボルジェスやベト・ゲヂスは若いころ彼から音楽を学んでいますし、彼が 14 bis の初期メンバーとしてフラヴィオ・ヴェントゥリーニ、タヴィーニョ・モウラと共作した "Tres Ranchos" という曲はもしかしたら聴いたことがあるかもしれません。ベト・ゲヂスがゼドゥアルドの曲 "Salve Rainha" を録音したあたりで彼はイングランドに移住してしまいます。また近づき難い雰囲気を持っていることもあって、街角クラブを築いたミュージシャンのなかでも謎多き存在なのです。私は彼がブラジルに戻ってから共作を始めました。

ー"Amigo Cavaleiro" はベト・ロペスとともに書いた曲です。この曲はビトゥーカことミルトン・ナシメントに捧げています。ミルトンに聴かせるととても喜んでくれました。"Alto Rio Doce" は私の父の出身地である山間の小さな村について書いた曲です。私も小さい頃そこで過ごしました。ミナス・ジェライスにとってとても重要な川でもあるドーセ川ですが、この美しい川についても表現したいと思っていたのです。 この村にはかつてインヂオが住んでいて、私の父が彼らについてよく話していたのですが、残念ながらもう絶滅してしまいました。なので、この曲の中で彼らを生き生きと描いています。またインヂオについては "Indio coração"でも歌っていますね。"O Clarin"は、私の大切な友人でもあるパウリーニョ・カルヴァーリョが生前最後に録音した曲になってしまいました。彼もまた街角クラブにおける重要なベーシストのひとりで、ロー・ボルジェスの『Via Láctea』ほか、ミルトン、フラヴィオ、エリス・レジーナらとの録音でも知られています。またヒカルド・シルヴェイラについても触れなくてはいけません。彼はトニーニョ・オルタのアルバム『Moonstone』のプロデューサーであり、トニーニョとパット・メセニーを引き合わせた人物でもあります。彼は本作で聴けるエレクトリック・ギターのほとんどを弾いてくれています。

Q. 最後にタイトル曲ですが、これはどういった曲なのでしょうか?

ー父の体調が悪くて、頻繁に病院までお見舞いに行っていたのですが、ある日、父が子供のころに飼っていた馬の話をしてくれました。名前はアンドリーニョといって家から30キロもある学校まで、毎日その馬で通っていたんだそうです。父はアンドリーニョをいかに信頼していたか、いかに敬意と愛情を持って接していたかを話してくれました。その話に感化されて私は曲を書き始めました。歌詞ができると朝の3時でしたが、すぐにゼドゥアルドに送り、彼がそれにメロディをつけてくれたのです。それで「流れる水のように永遠なもの」というタイトルを付けています。

ソングリスト

  • 1.Ruas da Cidade
  • 2.Eternamente Como Água Que Corre
  • 3.Vendaval
  • 4.Minha Aldeia
  • 5.Retrato Antigo
  • 6.Pai e Filho
  • 7.Mistério e Canção
  • 8.O Clarin
  • 9.Cavaleiro Amigo
  • 10.Índio Coração
  • 11.Alto Rio Doce
  • 12.Punhos Cerrados
  • 13.Segredo