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1995 年のキングトーンズのカバーでも有名な1994 年リリースの高野寛の名曲「夢の中で会えるでしょう」、2021 年の新録で初の 7 インチリリース。
B面には同曲のLive音源を収録。完全生産限定盤。
2020 年 7 月、恵比寿のミュージックバー「Sailinʼ Shoes(セイリンシューズ)」の名物マスター、波岡淑朗さんが亡くなった。
満席でも 20 人も入らない店なのに、鈴木茂さんやブレッド & バターのライブをやったり、ポンタさんのサイン会をやったり、よく言えば豪快で大胆、悪く言えば後先考えずになんでもやっちゃうどうしようもないマスターだった。
その波岡さんが " 生涯の 1 曲は高野寛さんの「夢の中で会えるでしょう」だ " と常々公言しており、葬式で流して欲しいと言い残していたようだ。
波岡さんが亡くなった時、お店の常連客の猪狩君が高野さんにメールをしてその旨をお伝えしたところ、高野さんが弾き語りで歌った動画を送ってくださり、斎場では棺の横でその動画を流しっぱなしにするという粋な?演出となりました。
今年 7 月、波岡さんの一周忌に常連客のみんなで飲んでいた際に、波岡さんからバーを引き継いだ現オーナーの原さんが「夢の中で会えるでしょう」を 7 インチとかで出せないかなぁと呟いたのをきっかけに、私が高野さんにご相談したところ快く引き受けていただき、今回の7インチ化を実現することができた。(ジャケットも高野さん撮影の写真を使わせていただいた。)
高野さん、コロナ禍でレコーディングもままならない中で、素晴らしい音源をありがとうございます。
天国の波岡さん、聴いてくれてるかな?(ハピネスレコード 田中)
Hiroshi Takano / 高野寛
1964年生まれ。1988年ソロデビュー、2019年までにベスト盤を含む22枚のソロアルバムをCDで発表。 ソロ作品の他、世代やジャンルを超えたアーティストとのコラボレーションも多数制作。 ギタリストとしてもYMO、高橋幸宏、細野晴臣、TEI TOWA、星野源を初めとした数多くのアーティストのライブや録音に参加し、坂本龍一や宮沢和史のツアーメンバーとして延べ20カ国での演奏経験を持つ。 サウンドプロデューサーとしては小泉今日子、THE BOOM、森山直太朗、GRAPEVINE、のん などの作品を手がけている。 2018年10月10日にデビュー30周年を迎え3枚組ベスト『Spectra』とオリジナルアルバム『City Folklore』をリリース。note で30年を振り返る自伝的エッセイ『ずっと、音だけを追いかけてきた』を執筆。 2020年春以降ライブ自粛が続く中、未発表作品をほぼ毎月ペースでbandcamp より配信リリース(2021年6月現在23アイテム・200曲以上)。 その他にも動画配信プログラム「新生音楽(シンライブ)」など、現状打破の試みに意欲的に取り組んでいる。 2014年のブラジル滞在中に撮影した写真と滞在記によるフォト・エッセイ集『RIO』も刊行。 2013年4月から京都精華大学ポピュラーカルチャー学部・音楽コース特任教授に就任、2018年4月からは同学部客員教授に就任。 Official Site http://www.haas.jp