幻の'75年デビュー作制作・発表後、スコットランドの孤島St Kilda島での体験を元にした'75年収録の組曲'The Island Suite'をPeter McKerrowを中心として80年代に再録音・制作した'Across The Water - The Island Suite'と、近年Peter McKerrowが制作したアンビエント作品'Scillonian Solace'を併せて収録。シンプルなキーボード/シンセとリヴァーヴ/エコーを多用したギター/アコギを前面に押し出した淡いシンフォニック色はそのままに、前作には未参加のリズム・セクションを正式に加えたことでバンド/アンサンブル面を強化。作品テーマに添った地域/トラッド色を加味した独特の夢想・覚醒感を備えた音世界はそのままに、ロック色が強化されたことで前作にはない躍動感を備えたシンフォニック・ロックとしても完成度を高めた作品に変化。前作同様、初期JADE WARRIOR/Mike Oldfield作品群にも通じつつ、この時期の自主制作ならではの味わいが光る、マニアには聴き逃せない1作です!!
