バンドはオジー・オズボーンを重度のアルコール問題から解雇し、後任として元エルフ~レインボーのヴォーカリストであるロニー・ジェイムス・ディオを加入させ、そして1980年4月にアルバム『Heaven And Hell』をリリースする。全世界で好意的に迎え入れられたこのアルバムは、セールスも好調でアメリカではプラチナ・ディスクを獲得する。そして同年4月17日のドイツ公演からワールド・ツアー〈Heaven And Hell Tour〉をスタートさせる。このツアーのハイライトとなる同年11月27日のオーストラリアはシドニーでのコンサートは、同国のFM局のスペシャル番組として収録・放送され、本作はこの音源を使用してのライヴ・アルバムである。 このアルバムはドラム・ソロやアンコールを含めてコンサートの模様を完全収録している。 オーストラリア公演前に行われた日本公演ではリーダーでありギタリストのトニー・アイオミの体調不良により厳しい状況ではあったが、オーストラリア公演ではそんなことを全く感じさせないパワフルなステージを披露しており、ファンにとっては感涙もののアーカイヴの登場だ!
