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ハリケーン#1、カムバック。実に16年振りとなるサード・アルバム『ファインド・ホワット・ユー・ラヴ・アンド・レット・イット・キル・ユー』が遂に完成。
ガンを克服し、自身の昔のバンドを復活させ、アレックス・ロウ(Alex Lowe)はシーンにカムバックする。ハリケーン#1の16年振りとなるサード・アルバム『ファインド・ホワット・ユー・ラヴ・アンド・レット・イット・キル・ユー』が遂にリリースされる。
ハリケーン#1は1996年にライド解散後のアンディ・ベル(Andy Bell)を中心に結成された。当時のメンバーはギター&ヴォーカルのアンディ・ベル、ヴォーカル&ギターのアレックス・ロウ、ベースのウィル・ペッパー(Will Peppe)、ドラムのギャレス・ファーマー(Gareth Farmer)の4人。60年代のクラシカルなロックンロール、ソウル、カントリー等に影響を受けながらもコンテンポラリーなエッジを持ったアンセミックなサウンドで人気を博した。バンドはアラン・マッギーのクリエイションより『Hurricane#1』(1997年)、『Only The Strongest Will Survive』(1999年)という2枚のアルバムをリリースするも、アンディ・ベルの脱退を期に、1999年に解散した(アンディ・ベルは後にオアシスとビーディ・アイで活動し、2014年にはライドを復活させた)。ハリケーン#1の解散後、アレックス・ロウはソロに転向して音楽活動を継続。目下の最新作はアラン・マッギーの新しいレーベル、359 Musicより2013年にGun Club Cemetery名義でリリスされたアルバム『Gun Club Cemetery』だ。
その後、アレックス・ロウはガンを発症するも、アラン・マッギーの手助けもあり、ハリケーン#1を復活させた。
再結成にあたりアレックス・ロウ意外のメンバーは一新。ギターはブラジル人のカール・マリアーニ(Carl Mariani)、ベースはカールの兄弟でもあるルーカス・マリア―ニ(Lucas Mariani)、ドラムはクリス・キャンベル(Chris Campbell)がプレイする。「この新しいメンバーにとても興奮している。ここには本当の騒がしさがある。ツアーに出るのが待ちきれないよ。楽しくなるだろうね。こんな才能あるメンバーと共にまた戻ってこれたなんて最高だよ。さぁ、今こそハリケーン#1の時間だ」とアレックスは語る。
「何時間もベッドに座って窓を見ながら考えたんだ。何もしないで時間を使うよりも少し忙しくしてみよう、ってね。で、病院でアルバムの曲の大半を書いたんだ」とアレックスが語る通り、アルバムの曲はアレックスがガンの治療の為に病院にいる時に書かれた。そして、ガンという自分が置かれている恐ろしい状態から抜け出せなくなるようなダークな曲ではなくハッピーな曲を書くことをアレックスは望んでいた。「化学療法や放射線療法を行っている時、最後に望むことはそうした治療に浸りたい、ということなんだ。そして自分に同情するようになってしまうんだ。だからこそ、アルバムはダークではなくハッピーじゃなくてはならない、と考えたんだ。オーガニックでベーシックなサウンドに立ち返り、ファンシーではなく、ロックンロールのマナーの中で演奏される良い曲を持ったアルバム。そんな作品をつくりたかったんだ」とアレックスは語る。
アルバムはアレックスの旧友、Steve Ransomeがスタジオを経営するスコットランドのターリフ・アバディーンシャーでレコーディングされた。アンディ・ベルがシングル「Think Of The Sunshine」にギターで参加。アートワークはアレックス自身が描いた。2016年、バンドはツアーを開始する。(メーカー・インフォ参照)
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HURRICANE #1 / ハリケーン #1