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サンバのレジェンド、ネルソン・カヴァキーニョの楽曲が持つ"哀しみ"の成分を抽出し、形骸化されたフォーマットに抗い斬新な切り口でソング・ライティングを行なうサンパウロのシンガー・ソングライター - ホムロ・フローエスの2011年新作。
今作でもコンポージングの方面では、現代美術のアーチストでもあり、ガル・コスタへの楽曲提供でも知られるヌーノ・ハモスと、そしてクリーマと、1st以来の信頼しきったタッグを組み、演奏面では今回も変則的なバンド編成でオーバーダブを多用しないミニマム・モダンなテクスチャーながら、骨格の太い人力によるサウンドを紡いでいる。
76歳の女性サンビスタ- ドナ・イナーの円熟した独唱からはじまり、カヴァキーニョを抱えたSSW ホドリゴ・カンポスのサンバ・マナー、重心をかなり後ろに置いたマルセロ・カブラル(b)とペドロ・イトウ(drs) の大らかなバランソに揺らぐリズム隊、フリー・ジャズのインプロヴァイズされたプレイで鋭利に切り込んで来るチアゴ・フランサのサックス、エフェクティヴなトーンが異空間を漂うギリェルミ・エルヂのギター、往年のサンビスタ譲りの情感を孕んだ低音で柔らかく唄うホムロ・フローエス、掛け合いにスキャットで華やかさを演出するニナ・ベッケルのコーラス。
"rap em latim"(=ラテン語のラップ) でゲスト参加をするアルナルド・アントゥネスのパフォーマンスのように、アグレッシヴで多彩なリズム・アプローチを見せつつもヒートアップした様相を見せない、都会の洗練された音。”壁”、”喫煙機械”、”神の子”、”消滅と忘却”、”ピッチ操り人形”... ユニークなテーマとシニカルな視点で描かれた歌詞。明らかにワン&オンリーの存在感を放つ傑作です。"ditado"でバンドリンも弾くYB music のマウリシオ・タギリアーリとの共同プロデュースで、ミックス/マスタリングは怒れる職人、マエストロ=カカー・リマ。
(インフォメーションより)
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ROMULO FROES / ホムロ・フローエス