2,619円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
エリス・レジーナ&セザル・カマルゴ・マリアーノという両親から受継ぐ抜群の歌唱力、音楽観で、進化を続けるシンガー、ペドロ・マリアーノ。昨今のブラジル産メロウ勢の中でも抜群のアーバン・センスを備え、熱心なAORファンからも支持されるペドロ通算8枚目のアルバムがリリース。そのタイトルも「OITO (8)」。
ロック&ポップス、そしてジャズの雰囲気を絶妙に配し、表情/テクニックともに完璧なペドロのヴォイス・ワークが映える期待に違わない聴き心地とまずは言っておきたい。加えて、この1枚の肝はそのレパートリーにある。ペドロのキャリアは常に新しい才能の発掘と共に歩んできた。今回、そのコンテンツ受け入れられたのは、Tó Brandileone, Pedro Altério, Pedro Viáfora, Dani Black, Dudu Falcão, Alexandre Grooves. Edu Tedeschiといった、今後勢力を増そうとする気鋭のコンポーザー陣。彼らの才能を評価するペドロによる、セルフ・プロデュース作ならではの収録意図が特に興味深い。
バイアォンやエンボラーダというノルデスチ(北東部)のセンスをメロディックにアップデートした#1“Miragem”#5“Sei Lá Eu”、ペドロの伸びやかなヴォーカルが冴える懇親のジャジー・バラード#6 “Perdoa”、ライブなどでは既に披露され人気を博す #8“Pra Você Dar o Nome” 、#10“Antes Não Do Que Talvez”など、いずれのトラックもペドロの持ち味が発揮されたハイ・クオリティ・トラックだ。中でも、ジジ・ポッシの娘ルイーザ・ポッシと「二世シンガー」共演が実現した#3“Sei De Mim”、そして、同胞の一人ジャイル・オリヴェイラのアルバム・タイトルにもなった名曲#4”Simples”のペドロ流カバーは、特に引き込まれるハイライト。
妹マリア・ヒタの注目度が増す傍らで、よりアーティスト性を重視したハイセンスな音楽を追求するペドロ・マリアーノ。シンガーとしても無論格上である以上に、「歌」でリスナーを惹きつけることのできる唯一無二の存在感は、このニュー・リリースで一段と増したことは疑いない。
PEDRO MARIANO / ペドロ・マリアーノ