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マーラー・シリーズ第6弾! チェコの声で鮮明に表現するマーラーの言葉! 【演奏】 ズデニェク・マーツァル(指揮) チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 【録音】 2007年10月11,12日 プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホール [DSDレコーディング/2ch HQ] 2007年秋の来日が記憶に新しいマーツァルとチェコ・フィル。全国各 地で行った公演では燦然たるチェコ・フィル・サウンドを轟かせ、全公演とも大きな盛り上がりをみせました。その来日直後の2008年1月、両者によるマーラーの交響曲第9番をリリース! マーラー独自の金管の高らかな咆哮、またしっかりと鳴り響かせる内声部の響きは、マーラー音楽の深い分析をするマーツァルだからこそ引き出せる演奏といえます。 息をのむほど美しい最終楽章。流線型を描く彫刻のような美しくなめらかな弦楽器の音の曲線、繊細なガラス細工のような旋律線を紡ぎ出す…… マーラー音楽への慈愛で奏でるメロディは非常にチェコ色が強く、全ての楽器が旋律の奥底に秘める情熱で音楽の極致へと突き進んでゆきます。 またマーツァルは、チェコ生まれのマーラーととても縁深く、いずれも生まれ育った場所に関連づけられる部分があります。マーラーが幼い頃毎日のように聴いていたチェコの田舎の兵舎のラッパの警笛。これがマーラーの金管のメロディづかいへの大きな影響を与えています。特にマーツァルはマーラーの生まれ育った場所で育ったこともあり、マーラーの声を最も鮮明に表現することができる真の理解者とも言えるでしょう。 |
ZDENEK MACAL / ズデニェク・マーツァル
チェコの指揮者 (1936-2023)