THE LAST EMPTY SUPPER

夕食

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レーベル
honda
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
honda-001
通販番号
IND7393
発売日
2011年06月19日
EAN
4582237822120
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商品詳細情報

2009年に結成された、岐阜のスリーピースバンド、「夕食」。メンバーは本田慶一郎(ギター、ボーカル)、野網瞬(コントラバス)、今尾真琴(ドラム、打楽器など)。Maher Shalal Hash Baz の工藤冬里をプロデューサーに迎え製作された、待望の1stアルバムが発売!

岐阜を拠点に活動する3人組バンド、夕食による2011年作品。メンバーは、本田慶一郎、野網瞬、今尾真琴。2009年に結成。リーダー的役割の本田は、過去に数々のバンドで活躍してきた先鋭で、自らが営む店も持つ。野網は地元の音楽フェスティヴァル「otonotani」の主力メンバーとして知られ、農業を生業とする。打楽器などを担当する今尾は、元々は美術畑の出。「竹竹バンブー隊」「公園」のメンバーとしても活躍。そんな背景を持つ3人による本作は、プロデュースに工藤冬里を迎え、四国・松山で録音。

岐阜には何度もいったことがある。長良川で溺れた事もあるし、スナック街から柳ケ瀬の廃墟アーケードを越えてストリップ小屋の前を中高校生が下校するのも見たし、その奥にはワンゲーム数十円のゲーセン墓場がある。岐阜の鯵がでかいのも知っている。商店街は渋谷くらいでかくて逆渋谷的おしゃれな店も結構あって空き地はもっとある。パルコも潰れた。レンタサイクルで岐阜城横の公園に行ける。駅すぐなら東側に細長い公園があって棒をもった少年とかいる。西側はレア盤を売る喫茶店がある。吉祥寺から撤退したバナナレコードでオンリーワンズのリマインズを買った。

すぐ夜になって人がいなくなり、いた痕跡だけが更に濃くなり幽霊を出すとか幻影を見せるとかを期待させる。昼は昼で間抜けな高層ビルに白けさせられることなく建物が天然で京都風に地面にへばりついてて側に山があって乾いた座りの良さと撫でて確かめてくるような人情が同居しており、本田の売り物や本田君の歌のようでもある。北の方に少しいくと色々温泉があって昼に入るとマタギのオッチャンがいて、週末に行くと最近のワンピースのアニメ事情とかを岐阜弁で教えてくれる子供がいる。農業を始めたベースの野網さんは音の谷という企業スポンサーを使わない野外フェスを何年も赤字覚悟で赤字のまま続けてるほどハードコアだが、楽譜が読めて音感もあるドラムの今尾さんにビビっている。野網さんの部屋には二年前僕が電話したときに生まれた足が奇形の猫がいる。今尾さんはふんどしを愛用している。

もっと北にいくと一晩中踊る奇祭がある。更に北にいくと岐阜は終わり、でかい鯵がとれる敦賀港とかもんじゅがある。南に行くと名古屋化してくんだと思う。東京で会う岐阜の人はよく「新快速ですぐに名古屋に行ける」と問わず語る。
--- 大谷直樹

本田君の世界にははりつめた冬の空気のようなものを昔から感じているのですが、今回の作品では少し初春の暖かみも感じられます。
--- 西村公一(公園/お前は宇宙で死ぬ)

「なんかいいよな~」と思いながら何度かライブに足を運んでいます。不思議なたたずまいの三人が生み出す気負いない音楽にいつもにんまり。生な音が好きな僕にはとても嬉しいバンドです。
--- 足立知大(公園/竹竹バンブー隊)