英国を代表するソウルフルなシンガー、トム・ジョーンズ。"It's Not Unusual"という大ヒット曲を持つベテランだけにポップ・スターのイメージが強いですが、その黒い歌唱はロッド・スチュワートと同じくR&Bへの強い憧憬が下地にあるMODなもの。そんな彼のキャリア初期のBBC音源が2CDにまとまってリリースされました"Lucille"、"Long Tall Sally"といったR&Rナンバーに、"In the Midnight Hour"や"What'd I Say?"などのR&Bという英国のクラブシーンを彩った数々のスタンダードを取り上げており、「現場仕様」な喉を堪能できるのがポイント。曲順も1965年3月から1968年1月まで録音順に並べられており、資料性の高い仕様となっております。