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■これは、サルサ・マニアなら驚きのベテラン新作!■
ルイジート・レイはプエルトリカンのコンガ奏者/バンド・リーダーとして60年代後期からNY ブロンクスでキャリアを成す知る人ぞ知る名手。1967年には、インディペンデント・レーベル「MIO」から、"LOUIE REY"の名前で「HERE WE GO!」なる、ヴィンテージ・NYサルサ・ファンの間で人気のアルバムをリリース。そしてコンゲーロとしては、Conjunto La Perla, Chombo Silva Sextet, Cheo Felicianoのサポートなどに名を連ね、近年は自身のオルケスタを活性化させ、精力的にライブなどを行っている。
そんなレイの新譜は、彼を師と仰ぐコンガ奏者、ERNIE ACEVEDOが主催するレーベル「MUZIQ INC」からのリリース。ストイックなスパニッシュ・ハーレム気質のソン/モントゥーノ、そしてプエルト・リコの叙情的な旋律が、リード・カンタンテのラルフィ・ヴェガの堂に入った太い歌いっぷりを通じて見事にハマった、好サルサ・トラック満載の快作だ。
サポート・メンバーには、リッキー・ゴンザレス(piano)、レイ・ヴェガ(trumpet)、ウィリー・モレーノ(bongo : ex LOS HERMANOS MORENO)、ヴァン・レスター(coro)、アリス・m、アルティネス(coro)、チュティ・セラーノ(coro)ほか、ソロのサルセーロとしても名をはせる巧手が参加。2013年サルサ・ドゥーラの代表作に名乗りを上げること必至の1枚だ。
HERE WE GO! (MIO RECORDS 1967)
LUISITO REY / ルイシート・レイ