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グスタヴィート:洗練と革新のブラジル・ミナス音楽を更に進化させる鬼才。才能溢れる「新世代ミナス派」の中でも、とりわけ異彩を放つ彼の全てが注ぎ込まれた1stアルバム。Uaktiの実験性、カーニバルの狂乱、トロピカリスモのサイケデリア、吟遊詩人的なボヘミアン気質までを呑み込んだ、驚くべきポップ・アルバム。
洗練と革新のミナス音楽は、更にその先へ。Antonio Loureiro, Alexandre Andresらミナス連邦大学出身(UMFG)の「新世代ミナス派」における中核シンガーソングライター、Gustavito(グスタヴィート)ことGustavo Amaral(グスタヴォ・アマラウ)初のリーダー作品。Alexandre Andres, Rafael Martini, Irene Bertachiniも参加するなど新世代ミナス派特有の高い音楽性は保証済み。加えてUaktiの実験性、カーニバルの狂乱、トロピカリスモのサイケデリア、吟遊詩人的なボヘミアン気質までを呑み込んだ、驚くべきポップ・アルバムの誕生である!
Gustavo Amaral。1987年生まれとまだ若い音楽家である。Antonio Loureiro, Alexandre Andres, Rafael Martiniらミナス連邦大学(UMFG)出身の「新世代ミナス派」の作品に参加している彼の名を、熱心なリスナーならどこかしらで見かけたことはあるだろう。ベースを専門としつつ新世代ミナス派特有のマルチ・インストゥルメンタリストでもあり、作編曲もこなす才能の持ち主。これまでにもプログレッシブ・ロック・バンドのgrupo Diapasãoとして、またIrene Bertachiniも参加するグループUrucum na Caraとしてアルバムを1枚ずつ、またAlexandre Andrés , Luiz Gabriel Lopes (Graveola e o Lixo Polifônico)とのグループ、Terra das Laranjeirasでシングルを1枚リリースしているが、自身の作品はこれが初である。
まず着目すべきはAntonio Loureiroと同じように、グスタヴィートがアルバムのほとんどを作り上げている点だろう。Felipe JoseやAlexandre Andresらのアルバムも録音したスタジオ「Casa Azul」に二週間篭り、コントラバス、エレキ・ベース、アコースティック&エレキ・ギター、クアトロ、マリンバ、ハルモニウム(インドの民俗楽器)、マリンバ・ヂ・ヴィドロやギグといったウアクチの創作楽器達を多重録音し、ベーシックを製作。そこにRafael Martini, Alexandre Andres, Irene Bertachini, Felipe Jose, Yuri Vellasco(Graveola eo lixo polifonico)らが録音を重ね作り上げていったという。作編曲ももちろんグスタヴィートによるものだ。そのプロセスからもわかるとおり、グスタヴィートのユニークかつマルチな個性が全編に渡りたっぷりと堪能できる1枚となっている。
どこか長閑な雰囲気ただよう#1に始まり、グスタヴィート本人がマリンバ、クアトロなどを多重録音したレゲエ調の#3、ウアクチ創作の楽器であるガラスのマリンバが奏でるオーガニックな響きが印象的な#5、ギター一本でファンキーにサンバを奏でる#8、エルメート的なエキセントリックさもそなえた混沌としたサイケデリック・サンバ#10...。Uaktiの系譜を継ぐミナス派特有のユニークなサウンド・テクスチャーとアコースティック&エレクトリック楽器の融合を実現する高い音楽性は言わずもがな。時折見せるサイケデリックなサウンドも、どこかトン・ゼーやジャルズ・マカレーなどに通ずるグスタヴィートの手にかかると説得力がある。エネルギーを増していく後半に向けて、グイグイと彼の歌に引き込まれていく。
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GUSTAVITO / グスタヴィート