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イタリアの女流ピアニスト、ステファニア・タリーニの久々となるピアノ・トリオでの作品がイタリアAlfa Musicよりリリース!
★ステファニア・タリーニはジャズ/クラシック界で輝かしいキャリアと国際的に高い評価を得ているピアニスト。ジャズでは8枚のリーダー作の他、ピアニスト、作曲家、アレンジャーとして多くの受賞歴を持ち、クラシックでは多くの主要クラシック国際イヴェント曲の作曲/演奏、演劇曲やサウンドトラックの制作等、幅広く活動の場を広げている。本作は‘04年以来となるジャズ・ピアノ・トリオによる作品で、参加メンバーは、ロベルト・ガット・バンドにかつて在籍しイタリア期待の若手エンリコ・ザニシを擁したトリオ作品を含むリーダー作を3枚リリースしているマッテオ・ボルトン(B)、アメリカで活動しベティ・カーター、ロイ・ハーグローヴ、レイ・ブラウンら数々のビッグネームと共演してきたグレゴリー・ハッチンソン(Dr)。
★一部曲ではエレピも使用しながら、叙情的ジャジー、トリッキーな変拍子、鎮魂歌のようなバラード、ラテン・タッチ、アグレッシブな4ビート、タンゴ調等やりたい放題で自由奔放な様々なタイプの楽曲が並んだ作品。とはいえ彼女流の甘美なメロディーと繊細なトーンに彩られたピアノ・プレイのため散漫な印象は皆無で、とても統一された色彩の元、楽曲が進んでいく。流暢なピアノ・プレイはもちろんであるが、やはり美しいメロディーと計算と自由の対比が素晴らしい豊かなアレンジメントに耳を奪われる。
★ラテンの4曲目、スピード感溢れる5曲目、タンゴな9曲目、ポップでメロウな10曲目、ブルージーなソロ・ピアノの12曲目あたりからまず聴いてみて欲しい。一筋縄ではいかない彼女の遊び心とジャズへの愛情が詰まったオススメの1枚!
■Stefania Tallini (Piano)
Matteo Bortone (Double Bass)
Gregory Hutchinson (Drums)
STEFANIA TALLINI / ステファニア・タリーニ