【JAZZ】福居良「Ryo Fukui in New York 」初アナログ化、「A Letter From Slowboat」2ndプレス決定

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2019.01.24

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ディスクユニオン JAZZ


確信に満ちたタッチ、芯のあるスウィング感、ダイナミズムのなかに滲む情感。
ニューヨークに降り立った福居良が、師と仰ぐバリー・ハリスのリズム隊とともにバップの神髄に迫る。

わずか5枚の作品を残したのみで2016年に他界した福居良。本作は1999年録音の第4作。当時はCDのみでリリースされた作品の、これが初アナログ化となる。
師と仰ぐバリー・ハリスのリズム隊であるライル・アトキンソン(ベース)とリロイ・ウィリアムス(ドラム)とともにニューヨークで録音した本作は、福居のバップ・ピアニストとしての魅力を余すことなく伝える快作。
スタンダードを中心とした選曲や構成、そしてもちろんプレイにも意気込みと力感が漲っている。確信に満ちた重厚なタッチ、芯と弾力のあるスウィング感、そしてダイナミズムのなかに滲む情感と詩情。
福居の息吹と意志を感じる、生々しいサウンドである。代表曲である「Mellow Dream」の再演も嬉しい。


◆ 福居良 / Ryo Fukui in New York
JPN / LP(レコード) /



福居良の遺作「A Letter From Slowboat」待望の2ndプレス決定!
2016年、惜しくもこの世を去った北海道出身の名ピアニスト、福居良。

初期の2作品『シーナリィ』と『メロウ・ドリーム』が高く評価され、今やその名は世界のジャズ・リスナーが知るところとなった本作『A Letter From Slowboat』は2015年、実に16年ぶりに制作されたリーダー・アルバム。
録音は、福居も実力を認める有望なふたりの若手とともに、ホームであるライヴ・ハウス<スローボート>で行われた。
「Sonora」に滲む抒情、「Stella By Starlight」を包む詩情、「Speak Low」に溢れる躍動。タッチはより力強く、情感はより深く、香りはより豊潤に。
「昨日よりは今日、今日よりは明日、少しでも上手くなるように」。この思いを胸に40年間ピアノに打ち込んできた福居。
ここにはその40年間の集大成が鮮やかに記録されている。遺作であることの重みを除いても、純然たる名作である。



◆ 福居良 / レター・フロム・スローボート
JPN / LP(レコード) /