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非常に素直にフレーズを弾き紡ぐところが好印象なピアノ・トリオ。そこには女性としての感性が無理なく自然に醸し出されています。誰風かということも特になく、かといって凄い個性的なスタイルかといえば、全く、そんなことはないのですが、つまるところ、彼女のテイストで、素直に弾いている、ということでしょう。
バックには、タケイシサトシを迎え、そのパーカッションの音は、彼ならではの個性的なものですが、なぜか、相性のよさを感じてしまうのも不思議なところ。もしかして、普通に、というか、相手の世界に負けずに個性を出そうと頑張ってしまうピアニストだとすると、タケイシ氏のもつ個性に無理もしてしまうのかもしれませんが、この人の場合、そんな意識もなさそう。ちょっとアヴァンなパーカッションの音にも素直に重なり、空間を感じさせるパーカッションの広がりには、美しいハーモニーでふわりと応える。
こういう、気張りのないアーティストというのは、今後、どんな音を聴かせてくれるのか、興味津々。こういうアーティストこそ、経験と共に、生き方が滲む音が聞こえてくる、と感じますから・・・。
LESLIE PINTCHIK(p), SCOTT HARDY(b), SATOSHI TAKEISHI(ds)
LESLIE PINTCHIK