ライブ・アット・プラネターリオ・ダ・ガヴェア (帯ライナー付 国内仕様 2CD)

HERMETO PASCOAL エルメート・パスコアル

感涙!エルメート・パスコアルの最充実期1981年の未発表ライブ録音が2CD/2LPでリリース!

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レーベル
Unimusic
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
組数
2
規格番号
UNCD056
通販番号
1008408114
発売日
2022年03月09日
EAN
4988044869967
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商品詳細情報

■帯ライナー付国内仕様2CD

感涙! 世界中の音楽家から敬愛されるブラジル鬼才エルメート・パスコアルの未発表ライブ録音が2CD/2LPでリリース決定! 「グルーポ期」突入直前というエルメート黄金期の姿をとらえた、単なる未発表とは一線を画す、あまりに素晴らしいライブ・パフォーマンス。全ての音楽ファンが聴くべき衝撃の録音です!



ブラジル北東部アラゴアス州の農場で生まれ育ったエルメート・パスコアル。その環境ゆえ、常に自然と密接にかかわり、インスピレーションを受けてきたのだという。幼少のころより自分でフルートを作り、鳥たちやカエルとコール&レスポンスを楽しむようになり、また鍛冶屋だった祖父の工場に忍び込んでは廃品で楽器を作り、湖のほとりで何時間も自然とセッションするなどして、その特異な音楽性を育んでいった。そんなエルメートの有名な言葉として「Tudo é som」(すべてが音楽である)というものがある。これはどんなものからでも音楽を作ることができるということだけでなく、宇宙は常に動いている状態であり、ギターの弦やサックスのリードのように、量子レベルですべてが永遠に振動しているということを暗示している。つまり「Tudo é som」は、振動する力としての音の神秘的でスピリチュアルな力を宣言したものと言える。

1981年2月、そんな特異な音楽観を持ったエルメート・パスコアルのライブ・パフォーマンスを見るために、多くの人々がリオのガヴェア地区にあるプラネタリウムのドームに集まってきた。観客の中にはミルトン・ナシメントやエリオ・デルミーロといったミュージシャンも含まれていたのだというから、その注目度は相当なものだったのだろう。ライブのメンバーはゼ・エドゥアルド・ナザリオを除いて、このライブ以降、ともにエルメートの「O Grupo」として活躍することになる面々である。リード奏者のカルロス・マルタ、ドラムのマルシオ・バイーア、ベースのイチベレ・ズヴァルギ、鍵盤のジョビーノ・サントス・ネト、パーカッションのペルナンブーコ。エルメート・グループとして80年代の SOM DA GENTE レーベルに数々の名作群を残すことになる彼らだが、いわばこのライブはそのプロローグにあたると言えるだろう。

そのパフォーマンスからも、マグマが爆発する直前のようなエネルギーが迸っている。"Jegue" や "São Jorge" などお馴染み楽曲では、プログレッシブかつサイケデリックなサウンドと多彩なリズムの洪水、めくるめく即興演奏の応酬が炸裂。また本作でしか聴くことのできないレパートリーも多く収録しており、ワイルドなアンサンブルと閃きに満ちた即興が連続する "Homônimo Sintróvio"、エルメートのマウス・トランペット・ソロが炸裂する"Bombardino"、妻イルザが作るフェイジョアーダにインスパイアされたという"Ilza na Feijoada"などなど、曲によっては30分に超えるパフォーマンスが収められているが、プログレッシブな音楽性と牧歌的な親しみやすいメロディが融合していることもあり、どれもがその長さを感じさせない充実したものになっている。このあたりからも即興演奏家としてだけでなくコンポーザーとしてエルメートが乗りに乗っていたことをうかがい知ることができる。

かつてマイルス・デイビスに「地球上で最も重要なミュージシャンの一人」と言わしめたエルメート・パスコアル。その真骨頂ともいえるライブ、しかもキャリアにおける最充実期ともいえるパフォーマンスを追体験できる本作は、ブラジル音楽ファンはもちろん、すべての音楽ファンを驚愕させることだろう。気が早いが2022年のベスト復刻アルバムはこれで決まりである。

■解説:ケペル木村

All tracks composed by Hermeto Pascoal
Hermeto Pascoal - piano, baritone horn, tenor saxophone, flute, vocals
Carlos Malta - soprano saxophone, flute, piccolo
Zé Eduardo Nazario - drums, percussion
Marcio Bahia - drums, percussion
Itiberê Zwarg - acoustic and electric basses, piano
Jovino Santos Neto - piano, electric piano, clavinet, harmonium
Pernambuco - percussion

Recorded at Planetário da Gávea, Rio De Janeiro, February 1981
Original tape transfer by Gabriel M. Yazbeck
Additional tape restoration by Daniel Maunick
Mastered by Lelo Nazario at Utopia Studio and Pete Norman at Finyl Tweek
Project coordination by Joe Davis, Jake Williams and Josh Tautz
Art direction by Josh Tautz and Alessandro Renaldin
Artwork and Design by Alessandro Renaldin
Photograph: Hermeto Pascoal by Dany Gignoux, licensed by Centre d’iconographie, Bibliothèque de Genève

ソングリスト

Disc 1

  • 1. Paz Amor e Esperança / Homônimo Sintróvio
  • 2. Samba Do Belaqua
  • 3. Vou Pra Lá e Pra Cá
  • 4. Bombardino

Disc 2

  • 1. Era Pra Ser e Não Foi
  • 2. São Jorge / Ilza na Feijoada
  • 3. Duo de Bateras
  • 4. Duo de Bateras II
  • 5. Ferragens
  • 6. Jegue