"Benediktator"ことBenedikt(b/vo/per/glockenspiel) & "Krizla"ことKristoffer(flu/vo/per/electronics)のMomrak兄弟とWOBBLERでも活躍するMartin "HlewagastiR" Nordrum Kneppen(dr/per)等により90年代中期に結成/現WOBBLERのAndreas Prestmo(vo)も在籍したLES FLEURS DE MAL等を経て発展/誕生したノルウェー産プログレッシブ/ダーク・シンフォニック・ロックバンド、'17年作『BYDYRA』・'19年作『LEKER FOR BARN, RITUALER FOR VOKSNE』に続く、児童達のために創作された音楽を収録した'22年作が登場!
'17/18年に制作され、地元Osloの学校Aktivitetsskolen Nordstrandで上映されたオリジナルのミュージカル"Intetnett""Når Enden er Golem"を基に構築された本作では、2名の邪悪な科学者によって学校に設置された、電気インパルスを用いて人々を制御するIntetnettと呼ばれるコンピューターシステムとその対処法について語られているという若干SFチックなストーリーを通じて、人工知能/技術進歩/シンギュラリティ、及びそれらと人類の文明との関係性について説いた一作。そのテーマのためか、これまでの作品と同様児童による合唱と北欧トラッド/フォークの要素を組み込んだ童歌風の楽曲を披露しつつ、更にエレクトロニクスによる若干クラウトロック風のテイストも存在しております。どこかしらバンドの持ち味であるダウナーで訝しい雰囲気を生かしつつもどこかしたノスタルジックな音像が非常に個性的な一作です!
