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※LP
類稀なるふたつの個性の衝突が生んだ新たな潮流。交錯する先鋭と熱情。日本のジャズの変革を捉えた記念碑的作品。
片や「良い作品を録音したかったらあいつのスケジュールを押さえろ」と言われた、まさに引っ張りだこで活躍したトロンボーン奏者、鈴木弘。
片や若くして頭角を現し、モダンジャズからフリージャズまでジャズ界を席巻していたドラマー、富樫雅彦。
ふたつの個性と才能の衝突は、日本のジャズ・シーンに新たな潮流を生み出した。
ジャズロックとフリージャズを行き来する「キャッスル・キャッツ」、雨のように降りしきる鈴の音のなか大野雄二のピアノが美しい旋律を紡ぐ「鈴の歌」、各ミュージシャンが鋭角に切り込んでゆく「パッション」など、全編が創意と熱情に満ちている。
1969年、日本ではじめてニュージャズ~フリージャズが録音/作品化されたとされる本作。ここを潮目に日本のジャズは大きく動いた。
■Trombone - 鈴木弘
Drums - 富樫雅彦
Bass - 鈴木淳
Piano - 大野雄二
Trumpet - 伏見哲夫
MASAHIKO TOGASHI & HIROSHI SUZUKI / 富樫雅彦&鈴木弘