BRUCKNER: SYMPHONIES VOL.2 (NOS.5, 7 & 8)

OTMAR SUITNER オトマール・スウィトナー

タワーレコード企画商品・限定販売 / SACDハイブリッド盤3枚組

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レーベル
BERLIN CLASSICS
国(Country)
GER
フォーマット
SACD
組数
3
規格番号
0303389BC
通販番号
1008848277
発売日
2024年05月22日
EAN
0885470033891
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商品詳細情報

※こちらはタワーレコード様企画の限定販売商品です。タワーレコード様店舗およびWEBでの限定販売が解除されるまでは、弊社にて新品のお取り寄せを承ることは出来ませんので、何卒ご容赦ください。
なお、限定販売が解除されますのは、発売から数ヶ月ないし半年以上経過してからになりますが、生産数に限りがあるセット物などは限定解除前に完売となってしまう場合もございます。あらかじめご承知おきください。

[ブルックナー生誕200年記念企画]
デジタル録音のSACD化企画がスタート!1986年からスタートしたスウィトナーのブルックナー録音を2集に分けて最新復刻。最晩年の5,7,8番の名盤を今回の発売のために本国所蔵のU-Maticで記録されたマスターテープから新規で復刻!

SACDハイブリッド化第34弾

1990年に事実上指揮を引退していたオトマール・スウィトナー(1922/5/16-2010/1/8)のキャリア最終期にあたる1986-90年にかけて収録されたブルックナー交響曲集は、残念ながら都合5曲のみ残されました。当初は交響曲全集を目指していたようですが、以降は体調の不具合がありシュターツカペレ・ベルリンの総監督を1990年に辞任するなど、実質的に指揮活動が行うことができませんでした。最晩年にベルリン・クラシックスに残したブルックナーとブラームスは、スウィトナーのキャリアを総決算するかのようなスケールの大きい演奏が残されています。中でもブルックナーはそれまでセッションで収録して来ず、当時ブルックナーの演奏や録音が世界的に増えてきている状況においてはリスナーに歓迎された音源でした。今回、従来ETERNAのアナログ録音を中心にSACD化を進めてきましたが、デジタル録音を他レーベルに大幅に遅れて1985年以降くらいから導入してきた音源の中にも高音質化に相応しい録音が多くあることから、アナログ録音と同様にクリストフ・スティッケル氏によるマスタリングを導入した次第です。氏のマスタリング手法はデジタル音源であっても工程はアナログ録音との相違はそれほどなく、元々の本国所蔵のオリジナルの「U-Maticテープ」(現在再生できる設備は世界的にも非常に少なくなっています)からあえて一旦アナログ化を行った上で、その後は従来通りアナログ領域においてリマスタリングを行う方法を採用しています。これにより、元マスターの記録方法は異なるとは言え、従来のアナログ・マスターでのマスタリングと比較し違和感なくSACD化を行うことができました。その音質をぜひ、ご確認ください。

晩年になってブルックナー録音をスタートさせたスウィトナーが一番最初に取り上げたのが第8番で、1986年の収録でした。当時ETERNAはデジタル録音をスタートさせた最初期の方の収録ということもあってか後の4曲との録音差を若干感じさせますが、演奏自体はそれまでのスウィトナーのある意味柔和さを超え、意志の強い強固な演奏に感じられます。最も曲自体の完成度の高さから来るとは言え、ブルックナーに対するスウィトナーの概念がはっきり示された変換点となる重要な録音なのではないでしょうか。続いて、翌年に第1番と、1988年に第4番が録音された後(今回同時にVol.1として0303389BCも発売)の引退する前年の1989年に収録された第7番においても解釈は同じで、美しい楽曲をそのまま再現させてゆくスウィトナーの技量に感服します。そして最後の1990年収録の第5番では早めのテンポながらも当時の体調を一切感じさせず一気に聴かせる音楽運びであり、ドライヴが効いた演奏には感銘を受けます。振り返って1年に1曲のペースで収録が進行していたスウィトナーのブルックナーは、多くの競合盤のなかでも非常に秀でた録音であったことが順を追って聴くと良くわかります。その意味でも中途となったのは残念であり、もっと早く取り組んでもらえればと惜しい気持ちを持つリスナーが多いのも頷けます。今回の2集に分けての最新復刻では、デジタル録音とは言え従来より全体的に解れた、より収録時に近い音源を提供できたと考えておりますので、あらためてスウィトナーが残した遺産を広く聴いていただければと思います。

今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。今回の復刻に限らずこの企画では、日本にある本国からのコピーマスターからではなく、本国のオリジナルのマスターテープに遡ってマスターを一から作り直していますので、良質なテープのコンディションを基にした一世代上の品質を存分に味わうことができます。現在考えられる限りの理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナル・マスターテープの外箱の写真もカラーで掲載してあります。

[マスタリング詳細]マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。 現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
"オリジナル・デジタル録音におけるETERNAピュア・アナログ・リマスタリング"
本国所蔵のU-Maticで記録されたマスターテープからデジタル音源を抽出後、アナログ領域でリマスタリング
SACD層:上記を経てDSDにダイレクト・コンバート
CD層:同様に上記を経て44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸
(タワーレコード)

※タワーレコード限定販売。輸入盤仕様。ステレオ録音
※世界初SACD化。SACDハイブリッド盤
※2024年最新マスタリング音源使用(マスタリング・エンジニア:クリストフ・スティッケル氏)、
※オリジナル・デジタル録音におけるETERNAピュア・アナログ・リマスタリング(本国所蔵のU-Maticで記録されたマスターテープからデジタル音源を抽出後、アナログ領域でリマスタリング)
※SACD層:上記を経てDSDにダイレクト・コンバート
※CD層:同様に上記を経て44.1kHz/16bit化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書に他のジャケット・デザインも一部掲載)
※マルチケース仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ、ドロップアウト等が一部にございますが、ご了承ください。
※日本語帯付(帯裏面に広瀬 大介氏の解説付)。解説書独文仕様、解説書内にオリジナル・マスターテープの外箱写真をカラーで掲載

【収録内容】
アントン・ブルックナー: 交響曲集 Vol.2 (第5番、第7番 & 第8番)

[DISC1]
1. 交響曲 第5番 変ロ長調 (原典版)

[DISC2]
2. 交響曲 第7番 ホ長調 (ノヴァーク版)

[DISC3]
3. 交響曲 第8番 ハ短調 (ハース版)

【演奏者】
シュターツカペレ・ベルリン
オトマール・スウィトナー(指揮)

【録音】
1986年8月22-29日 (3)
1989年1月23-27日 (2)
1990年1月8-13日 (1)
以上、イエス・キリスト教会、ベルリン

【Original Recordings】
Musikregie: Eberhard Hinz (1)、Heinz Wegner (2)、Bernd Runge (3)、 Tonregie: Claus Struben (1,2)、Eberhard Hinz (3)

【マスタリング・エンジニア】
クリストフ・スティッケル

【原盤】
Berlin Classics

【First LP Release】
ETERNA 7 28 113 (2)、7 29 171-172 (3)、 Berlin Classics 0011622 BC (1)