ロンドン・パンクの勃興から1年、その中心だったピストルズは年明け早々に解散しましたが、後続のジャムが決定的な名作『ALL MOD CONS』をリリース、ポリスヤディーヴォがデビューするなど、パンクの進化/発展が本格化。そこに注入されたのはファンク/ディスコ/レゲエといったダンス・ビートでした。ストーンズもディスコ・ヒットとなった"MISS YOU"収録の『SOME GIRLS』をリリース。80年代の幕が開くのを待ちかねるように産み落とされた異形の名盤コンピレーション『NO NEW YORK』、クラフトワークやラ・デュッセルドルフなどのクラウト・ロック勢の活躍も見逃せません。