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「日本が世界に誇る」という言葉が最も相応しく、世界的にみても、常に最先端、最高峰のクオリティで突き進む凄まじいバンド「MELT-BANANA」。2012年からボーカル"Yako"とギター"Agata"による2人体制で活動し、精力的にライブをこなしながらも全12曲入りのフルアルバムがついに完成!!
『このアルバムは実は2011年の1月から作り始めた。2011 年を迎えて、勢いよく始めたので制作スピードはいつもより速く、3月に入った時点で、今とは違う形でデモは完成しかけていた。そんな折、3月11日に東日本大震災が来た。そこで何かが変わった。余震が来るたびにレコーディングを中断したり、震災被害や原発のニュースをみると、なかなか制作に集中することが困難な状態になった。全然集中できなかった。
そうこうしているうちに、あっという間に月日が流れ、アルバムが完成しないままアルバムのリリースのために予定していたアメリカツアーが始まり、その間も録音は中断した。でも、3ヶ月近く日本を離れたせいか、少し気持ちが落ち着いたような気がした。自分で思ってたより、自分が変になっていたんだ、とアメリカで思った。
日本に戻ると、進まない復興や放射能が気になったりしながら曲を作り続けていたけど、そんななか、ライブを二人でやるようになってた。最初はドラマーとベーシストがいないのは、マイナスだと思ったけど、よく考えると、2人でやるってことは、” ライブは4人で普通のロックバンドのフォーマットでやらないといけない”、という制約から解放されるってことだった。
その頃から、やっと音作りに集中できるようになってきた。作り始めてからずいぶん時間が経ってしまったけど、心を落ち着けて、曲を完成させようと思った。自分たちが気持ちいいと思うリズムと音と音色を積み上げて、曲にしていこうって思って、それに集中した。
だから、今回のアルバムは自分の感覚や心に耳をよく傾けるようにして、ひとつの音が鳴ったあと、次にどんな音がくると、自分たちが心地いいかを突き詰めようとして作った感じだ。今までは、なにか聴いたことあるな、とか感じたものは基本的にボツにしたり、これはライブでできないからやめよう、とか少なからず制約があったのを、今回はあまりそういうことを気にしないで、出来る限り、自然体で、一音ずつ、自分たちの中にある、次に欲しいリズムや音程、音色をつないでいった。
そうやって音を作っていると、時に恥ずかしく感じたり、時に物足りなく感じたり、といった感じで、その時々の自分たちの心理や気分によっても欲しい音やリズムが変わることがわかった。だから、たくさんのVersionを作った。最終的には、自分たちにとって普遍的に心地よく感じるものを選んで完成、ということにした。そういうアルバム。』
MELT-BANANA は2012年夏から2人編成でのライブ活動を開始している。バンド歴も約20年になる今、PC を使った編成にするというのは、かなりチャレンジャーな動きで、リスクもあるように見えるが、どちらかというとこれからどうなるのか、という期待の方が見ていて面白い。実際、ライブ・サウンドは4ピース編成でのサウンドと遜色無い。国内でのライブ数も多く、イギリスではATP に参加、また、タイや台湾でのライブ等、海外でもライブ活動には精力的だ。
『バンドをはじめてからずっと生ドラムと生ベースでやっていたので、ライブで自分達自身も満足できるようにしたいと思っている。難しいし、生ドラムと全く一緒とにはできないだろうけど、PCを使う事でもっと色々な音が使えたりするから、まだまだやること、やれることはたくさんある。今考えてるのはライブ感をもっと感じれるようなライブにどんどんしていきたいってこと。』
アルバムのリリースの合わせて、10月にアメリカ・ツアーも予定しているMELT-BANANA。
まだまだ現在進行中のようだ。
(text by R.F.)
All songs by Melt-Banana
Recorded and mixed at Studio Ghost, Tokyo, Japan
except
Track 01:
Sound of waves were recorded early in the morning
at Senbon Beach in Shizuoka,
and Track 06:
Singings of frogs, insects and birds were recorded late at night
at Kasagi in Nyutacho, Tokushima.
Artwork by Resource Graphics.
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MELT-BANANA / メルトバナナ