90年代半ばよりNY の第一線で活躍するベーシスト、ジョー・マーティン『 Not by Chance』(2009年/ANZIC)以来となるリーダー作
90年代半ばよりNY の第一線で活躍するベーシスト、ジョー・マーティン『 Not by Chance』(2009年/ANZIC)以来となるリーダー作
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90年代半ばよりNY の第一線で活躍するベーシスト、ジョー・マーティン
『 Not by Chance』(2009年/ANZIC)以来となるリーダー作
マーク・ターナー、ケヴィン・ヘイズ、ナシート・ウェイツ
オリジナルなコンポジションとメンバーの個性が織りなす重層的作品
★NYを拠点に、90年代半ばより最前線で活躍するベーシスト、ジョー・マーティンの最新作品。
★ジョー・マーティンは、この20年あまり、マーク・ターナーをはじめ、ギラッド・ヘクセルマン、クリス・ポッター、エドワード・サイモン、アナット・コーエン、そして、カート・ローゼンウィンケルといった名だたるアーティストのバンドで活躍。『Remedy』と題された作品ともなってリリースされた、カート・ローゼンウィンケル・グループ(マーク・ターナー、アーロン・ゴールドバーグ、エリック・ハーランド) によるヴィレッジ・ヴァンガードでの決定的な名演のベーシストとしてもその名を記憶する方も多いことでしょう。
★本作は、『Not by Chance』(2009年/ANZIC)以来となる久しぶりのリーダー作。『Not~』にも、クリス・ポッター、ブラッド・メルドウ、マーカス・ギルモアといったそうそうたるアーティストが集結して話題になりましたが、本作も、マーク・ターナー、ケヴィン・ヘイズ、ナシート・ウェイツと、マーティンがレギュラーで活動するグループのメンバーを招集したもの。そのうち、マーク・ターナーとケヴィン・ヘイズは2002年にリリースした初リーダー作『Passage』にも参加するメンバー、ナシート・ウェイツとは1992年あたりにジャム・セッションで共演して以来の共演歴と、どのメンバーとも10年をはるかに超える共演歴があります。
★録音は2018年ニューヨークのシアー・サウンドにて。作品名は、マーティンの愛娘の名前で、2曲目の題名にも、妻の名前と、2人の息子の名前を融合するなど、家族への思いも織り込んだ8 つのオリジナルで構成。演奏は『Passage』、『Not by Chance』でも評されてきたように、今回も、思索的で、インテリジェンスがあふれる美学が表現されたマーティンのコンポジションと、バンドメンバーの個性が掛け合わされた職人的な逸品。マーティンとナシートによる心地よいグルーヴと、ケヴィン・ヘイズのローズの響きを土台にマーク・ターナーのクールなソロが展開されていくオープニングをはじめ、クラシックのクラリネット奏者である父親、ヴァイオリニストである母親にささげたバラード・ナンバーなど、どの曲もメロディ感覚とリリシズムが織り込まれたオリジナルな世界があります。マーティンが愛娘にインスパイアされて描かれたタイトル曲では、マーク・ターナーのソプラノ、ヘイズの美しいアコースティックのピアノをたっぷりとフィーチャー。聴くたびに新たな味わいを発見できる重層的な作品に仕上がっています。
メンバー:
Joe Martin(b)
Mark Turner(ts, ss)
Kevin Hays(p, fender rhodes)
Nasheet Waits(ds)
JOE MARTIN / ジョー・マーティン
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