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ラスタファリアンの宗教儀式で演奏される太鼓を中心とした音楽「ナイヤビンギ」の代表格RAS MICHAELの変名1974年作は浮遊感のあるヴォーカルとミキシングの効果でサイケデリックと呼ぶに相応しい。ジャケの笑顔とタイトルとは裏腹に暗黒ドープネス充満した長尺全4曲のトリップ。納涼度も高めか。リアル・ラスタマン、DADAWAHの歴史的大名盤がANTARCTICA STARTS HEREから再発。
暗く、深く沈みこむような幻想的な世界に包まれたディープなナイヤビンギの世界。全4曲、1曲が約10分にも及ぶ大作からなる本作は、一般的にイメージされる穏やかで牧歌的なナイヤビンギとは一線を画すものである。全編を漂う不穏なムード、サイケデリック・ロックのような全体が霧がかったような音像。まるでフリージャズのようなインプロヴィゼーションを披露するプログレッシヴなギター・サウンド。そしてRAS MICHAEL率いるSONS OF NEGUSによる圧倒的なナイヤビンギ・ドラムス…。たった一夜のセッションにより録音され、そのセッションの後、夜通し続いたと言われるプロデューサー、LLOYD CHARMERSと本作のレコーディング・スタジオであったFERERALのエンジニア、GEORGE RAYMONDの二人による様々なエコーを駆使した、実験的なまるでダブ・ミックスのようなミキシングはその歴史的セッションの熱気をそのままに閉じ込めている。レゲエが結果として最もサイケデリック・ロックに肉迫した本作。レゲエ史上でもまったくの異端な、ディープ&スピリチュアル・ナイヤビンギの世界は、これ以降のRAS MICHAELの方向性を決定付けた一枚と言っても過言ではない。74年と言えばCOUNT OSSIE & THE MYSTIC REVOLUTION OF RASTAFARIがあの美しいナイヤビンギの最高傑作『GROUNATION』を発表した年。もう一人のナイヤビンギの長はそれとは正反対のまったくの世界を作り上げてしまった…真のメディテーション・ミュージックとはこのアルバムの事に他ならない。必聴。限定プレス。
DADAWAH / ダダワー