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衝撃!ティンバ・シーンを牽引してきたスーパー・バンド、マノリート・イ・ス・トラブーコ2010年リリースは、全編インストゥルメンタルの完全ラテン・ジャズ作品!
マノリートのティンバに心酔する世界中のファンの間で物議必至とも言える、2010年キューバ音楽界の問題作。なんとマノリート・シモネー新作はラテン・ジャズ。なぜ、マノリートがラテン・ジャズ?それはチューチョ・ヴァルデスに任せておけばいいのでは?と構えるなかれ。これまでもプロデュース作品などでジャズ然とした形を見せることもあったマノリート。今、彼が最も力を注ぐプロジェクトが、遂に形となって現れた1枚として大いに楽しめるアルバムであることは疑う余地は無い。
元々、ティンバ・プレイヤーたちは、その卓越した技術を備えるが故に、多くがジャム・セッション系のサウンドをやらせても驚くべき才能を発揮していることは、ファンなら認めるところ。マノリートのピアノがインスト/ジャズをやったら、どんなになるのか?と想像しただけでも興奮冷めやらぬ・・・である。「ティンバからヴォーカルを抜いた」 という安易な発想とはもちろん違う。キューバン・ジャム・セッションの歴史を踏襲しつつ、スタイリシュなアレンジと温かみのあるサウンド・メイクが一体となった音像の端々に、ミュージシャンとしてのマノリートのウィットに富んだセンスが垣間見えている。ハードなデスカルガ~ダンソン~ソン・クバーノが、華麗で奥ゆかしいキューバン・ジャズ・スタイルで響いてくる。マノリートの新たな一面がここに凝縮されている。キューバ・ファン必聴。
サポート・メンバーも超一流!
Manolito Simonet - Piano
Roberto Vázquez - Bass
German Velazco - Flute, sax
Alfred Thompson - Sax
Grupo Rumbatá - Percusion
José Luis Hernandez - Tenor sax
Emilio Vega - Vibrafone
&others
MANOLITO SIMONET Y SU TRABUCO / マノリート・シモネ & ス・トラブーコ