商品詳細情報

1996年のピアノ・トリオ作品「アコースティック・モップ」が大ヒットとなったフランスのベテラン・ドラマーの久々のリーダー作。いずれも過去にベルトランと共演歴のあるフランスとスウェーデンのツワモノ達に加え、今回はエンリコ・ラヴァが参加！只でさえ息の合った実力派同志のアンサンブルに更なる深みを加えています。
アフリカをテーマに書かれた曲が並びますが、日本人の想像するアフリカ音楽像〜リズミカルで明るいメロディー〜と言う概念をひっくり返した哀愁漂うメロディーと不定形なリズム。これこそが彼の解釈する「アフリカ」なのでしょう。特に素晴らしいのがベルトランの前作でも共演したギタリスト、オリヴィエ・カオール。彼の奏でる艶やかで歌心に溢れた美しいアコースティック・ギターの音色と、同じく艶やかなラヴァのトランペットが絡み合うさまは、まさに至福の瞬間！ヨーロピアン・コンテンポラリー・ファン必聴の傑作です。(A)

至福のヨーロピアン・コンテンポラリー。メンバーの経歴そのほかは上記にありますので、これ以上の言葉は蛇足でしょう・・。ラバ・ファンの私とすると、これは入荷して聴かずにはいられない一枚だったわけですが、このカッコよさは一日の疲れを吹き飛ばすに余りあるものというものでした。
それぞれのメンバーがそれぞれのルーツに正直になり、音を出す、その刺激のカッコよさ、美学、が詰まった一枚です。その筋の方には、間違いなく、お薦め。是非、の一枚!!(S)

BERTRAND RENAUDIN(ds),PALLE DANIELSSON(b),JONAS KNUTSSON(sax),ENRICO RAVA(tp),OLIVIER CAHOURS(ag)

青木弓　関口滋子