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90年代アングラ最高傑作シングル「Tried By 12"」でお馴染みThe EastFlatbush Projectによるシングル曲、未発表も収録したマニア悶絶のアーカイヴ盤のリリース。
Chubb Rock、Special ED等を手掛け多くのヒットを生んだHowie TeeのCount Discoクルーの一員だったSpencer BellamyによるThe East Flatbush Project。80年代、NYはブルックリンのブロック・パーティーでのDJでそのミュージックマンとしてのキャリアをスタート。1989年頃にはビートメイキングも始める。その後、自らレーベル<10/30 Uproar Music>を立ち上げ、1994年のシングル「A Madman's Dream」を皮切りに現在まで通算6枚のシングルをリリース。ほぼ無名と言っていいMCをフィーチャーしながらもその小細工なしノーギミックな直球のビートとライムで世界中のアンダーグラウンド・ヒップホップ好きから確固たる信頼を得ている。特筆すべきは、1996年にラッパーDesをフィーチャーしたシングル、Odetta「Sakura」の琴の音とAl Green「I'm Glad Your Mine」のドラムを組み合わせた一度聴いたら二度と忘れられない中毒性の強いビートに、ねちっこいラップが絡む「Tried By 12"」。一説によるとこれまで通算4万枚以上という空前のセールスを記録(<Ninja Tune>からAutechre、Squarepusher、Herbaliser、Funkstrungら総勢11組のアーティストによる同曲オンリーのリミックス・アルバムがリリースされたほど)。13年経ついまなお多くのDJ達によってパワープレイ、これまでにも多くのミックステープ、ミックスCDに収録されてきたまさに90'sアンダーグラウンド最高傑作。前述の6枚のシングル曲はもちろん網羅。さらに「Tried By 12"」のインスト、UK盤12"シングルのみに収録されていたリミックス、そしてさらに貴重なヴィデオ・クリップもエンハンスド収録したトンデモない一枚。
EAST FLATBUSH PROJECT