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ロウエル・ジョージが亡くなる5日前のライヴ音源! リトル・フィートのラスト・アルバムとなる『Down On The Farm』(79年)の録音中だったこの年の6月、ジョージはリトル・フィートの解散を宣言。また、ジョージは同年の3月にリリースされていたソロ・アルバムのツアーを6月15日から開始。
リトル・フィートのラスト・アルバムとなる『Down On The Farm』(79年)の録音中だったこの年の6月、ジョージはリトル・フィートの解散を宣言。また、ジョージは同年の3月にリリースされていたソロ・アルバムのツアーを6月15日から開始。そして、6月29日、ツアー先のヴァージニア州アーリントンのホテルで、コカインのオーバードーズで亡くなった。この音源は、結果的に8本のライヴしか行われなかったソロ・ツアーの6日目、ニューヨークのボトムラインでの演奏を収録したFM放送用音源だ。状況を考えれば、かなり貴重な音源だといえるだろう。セットリストはソロ・アルバムの曲とフィートのナンバーが半々で、フィートのときとはまた違った演奏表現が魅力のライヴだ。
結果として、79年はジョージにとって鬼門ともいえる年になってしまった。リトル・フィートを解散しながらも、ジョージが亡くなったとき、制作中だったラスト・アルバムは未だリリースされておらず(同年11月リリース)、ジョージにはリトル・フィートの再結成のイメージもあったという。75年にすでに契約していたというソロ・アルバムは、ジョージ自身が”フィートの活動資金のため”と発言していたり、このライヴでも演奏されているが、アラン・トゥーサン、アン・ピーブルズ、リッキー・リー・ジョーンズなどカヴァー曲が多く収録されているなど、これがジョージの目指していた音楽だとは思えない。この一瞬のソロ活動は、仕切り直しのためのものだったのかもしれない。ギターには再結成リトル・フィートに参加するフレッド・タケット、ドラマーには80年台にローン・ジャスティスで活躍するドン・ヘフィントンが参加。サックス、トランペット、女性コーラスも参加したツアー・メンバーや、ソウルフルなサウンド、ルーズなノリで演奏されたフィートの曲などには、これまでとは違った音楽性が見える。僅かなソロ活動の音源がこうやって残っていただけでもありがたいというべきか。貴重な音源をぜひ堪能したい。
Armando Compean (Bass), Don Heffington (Drums), Eddie Zip (Organ), Peter Wasner (Piano), Fred Tackett (Guitar), Jerry Jumonville (Saxophone), Lee Thornberg (Trumpet),
Maxine Dixon (Backing Vocals), Lowell George (Lead Vocal & Slide Guitar)
LOWELL GEORGE / ローウェル・ジョージ