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★2007 JAZZ ULTIMATE COLLECTION GOLDEN WEEK SELECT★
沖至さん、大友良英さんの即興ライブアルバムが届きました。この2人、初顔合わせとのことです。ライブに足を運べなかった分、CDに対する期待も大きかったのですが。まったく期待の大きさを裏切られない質の高さ！！ やっぱりこの2人かっこいい！！ メロディーなり、記憶なりが削ぎ落とされ、破壊されたあとでの、そのようにしかあれない音の芯の芯の部分。聞き苦しく、醜くもあるんだろうけど、信じたくなるようなもの、大切にしているものとそれを守るための足掻きを感じることのできる音の数々。この上なく繊細で、優しく、凶暴で表情豊かな大友さんのギターの音色と、なにか遠くの記憶を、そっと思い出させてくれる沖さんの吹く暖かな音色の一夜かぎりの逢瀬と記録。かっこいい！！ すごい！！
（お茶の水ジャズ館　堀川 朋行）
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日本のフリージャズ黎明期にその名を轟かし、その後渡仏。現在もフランス在住という異色の経歴を持つトランペッター沖至と、先日リリースされた『幽閉者』のサントラも好評の大友良英。その両者が2005年に神戸「ビッグアップル」で行ったデュオの模様がCD化されました！収録されているのは1トラックのみ、63分52秒の完全即興。歌心溢れるプレイを聴かせる沖至と、さまざまなアプローチで聴覚を刺激してくる大友良英。スタイルの異なる両者が不思議な調和を見せながら万華鏡のように変化していく63分52秒です。ミックスは大友良英自身の手によってなされているところもポイント。ぜひとも静かな所でじっくりと聴きたいものです。
（営業部　三谷）

沖至(tp,flh,笛,ゴムホース),大友良英(g,turntable,etc.)