2,409円(税込)
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*LP
2009年1月度スタッフ推薦盤!!
オーストラリアが誇る水中撮影の名手:RON & VAL TAYLOR夫妻が、1972年~1973年の間に13個のFILMを製作/発表したカルトドキュメント番組”INNER SPACE”。スコアを担当するのは、オーストラリア産のライブラリーを掘っている方にはもはやお馴染みの存在であるノルウェー出身の鬼才:SVEN LIBAEK。地元のテレビ業界ではかなりの売れっ子だったこのSVEN LIBAEKは、ピアニスト:JUDY BAILEYのアルバムプロデュースに抜擢されるなどの経歴を持つ間違いのない才人。この作品にはその敏腕振りが余すことなく投影されています。ビブラフォン・フルート・ワウギターの3つを主軸に置いたメロディー構成と、4ビート・ワルツ・ファンク・ロックなどあらゆるリズムを消化しつつもでしゃばり過ぎないボトムのコントラストはもはや天才としか言いようがありません。SVEN LIBAEKの紡ぎ出す抑制の効いたアシッドなグルーブを感じていると、まるで自らがオーストラリアの美しい海底にたゆたって行き交う海洋生物達を眺めているかの様な、そんなサイケデリクな錯覚に陥りますよ。聴けば聴くほど侵される。地味だが危険な一枚。
(お茶の水ジャズ館 伊原)
あの『ジョーズ』にも影響を与えたという、ホオジロザメの生態に迫ったドキュメンタリー番組『RON & VAL TAYLOR'S INNER SPACE』のサウンドトラック・・・ということを知らなくても十二分に楽しめる、オーストラリアン・ラウンジ/AOR系サウンドの歴史的名盤がリイシュー!この音とホオジロザメの映像がどう繋がるのかわかるようなわからんような、サイケ感に満ち溢れたラウンジ系サウンド。旋律を軽やかに奏でるフルートに、そこらじゅうに散りばめられるヴィブラフォン、ほわほわと唸るギターのカッティングやオルガンの音色なんかが混然一体となったサウンドはまさに"INNER SPACE"!最高です。
SVEN LIBAEK / スヴェン・リーベク