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フィル・オークスに見出された”遅れてきたフォーク・シンガー”の76年2ND&77年3RDが2枚組CD化!
SAMMY WALKER:
ディラン似の歌声とシンプルなサウンド作り、シニカルさ漂う雰囲気でSSW通の間で人気のアーティストの代表作。(1976年作品)
本作品でのプロデューサーはビーチ・ボーイズを世に出した張本人として知られるニック・ヴェネット。ニック・ヴェネットもこの時代には数多くの無名のシンガー・ソングライターを発掘してはデビューさせていた。そして、サミー・ウォーカーはフォーク・ブームの終わりに彼が手がけた最後の大物である。代表曲である「ブラウン・アイド・ジョージア・ダーリン」で聴くことの出来る歌声はボブ・ディランのそれとも似ている、しゃがれた特徴を持つものであり、魅力でもある。そのシニカルな雰囲気のある風貌と、シンプルなサウンドは高い評価を得ている。
BLUE RIDGE MOUNTAIN SKYLINE:
ウディ・ガスリー、ピート・シーガー、フィル・オークスの流れを受け継ぎつつ、SSWとしての実力を知らしめると共に、ジミー・ロジャース、ウディ・ガスリーの名曲をカヴァーした心温まる珠玉作。(1977年作品)
ジョージア州に生まれ、フィル・オークスのプロデュースにより、フォークウェイズ・レーベルより1975年にデビュー。セカンド・アルバム『サミー・ウォーカー』は名盤として高い評価を得ているワーナー・レーベルでの第一弾。その延長線上の通算3作目にあたるのが本作『ブルー・リッジ・マウンテン・スカイライン』。自作曲はもちろん、アメリカン・フォーク/カントリー・ミュージックの創始者ジミー・ロジャースのホーボー・ソング7、ウディ・ガスリー作の8を含む心に浸みる全10曲。
SAMMY WALKER / サミー・ウォーカー