ムーヴやエレクトリック・ライト・オーケストラを率いて活躍したロイ・ウッドは、1972年に自らのバンドであるウィザードを結成。バンドは数々のヒット曲を連発し、EMI傘下のHarvestからアルバム『WIZZARD BREW』をリリースした後、1974年にワーナー・ブラザースに移籍して、セカンド『INTRODUCING EDDY AND THE FALCONS』をリリースします。
痛快なロックンロール作として大ヒットした『INTRODUCING EDDY AND THE FALCONS』ですが、元々はA面にゴキゲンなロック、B面にはプログレッシヴなジャズ・ロックを収録するというコンセプトでした。レーベルの意向でB面をジャズ・ロックにするアイデアはお蔵入り、その後もジャズ・ロック的な曲の制作は続けられ、1976年にソロ作としてリリースされるはずだったそれらの曲は、長らく未発表でしたが2000年にCDで初リリースされます(しかしすぐに廃盤になります)。本作は2000年にリリースされたアルバム『MAIN STREET』を新規リマスター、同セッションからの曲をボーナス・トラックとして追加した新装版です。ホントになぜお蔵入りになったのか理解に苦しむ名曲揃い!!人懐こいメロディ、洒落たホーンのアレンジが冴えわたる最高の1枚がめでたく廃盤復活です♪
