2023.01.26
ナンシー&リーの1972年の名作が初めてリイシュー!!
スタジオで多作な関係を築き、ナンシーのソロ・ヒットの多くを作曲、プロデュースしたヘイゼルウッド。デュオは"Sand"、"Summer Wine"、"Some Velvet Morning"などのデュエット曲でも成功を収め、これらはすべて1968年のデビュー作に収録されています。チャートでの成功が落ち着いて間もなく、ヘイゼルウッドは突然スウェーデンに移住。一方、アメリカでは、ベトナム戦争が続き、文化的な変化が起こっている最中。前作リリースから数年が経ったのち、このプロジェクトのためにロサンゼルスに戻ったヘイゼルウッドは、2枚目のアルバムで新たな方向性を打ち出すことを選択しました。
ナンシーは、「よりドラマチックで、より楽しく、よりチャレンジングになったの。より壮大になったし、豪華なオーケストラ・アレンジのために、彼らはラリー・ムホベラック(エルビス・プレスリーのTCBバンドのオリジナル・メンバーで、70年代初期にはバーブラ・ストライサンド、ニール・ダイアモンド、ラロ・シフリンらとも仕事をしていた)、そして彼の1970年のLP、『カウボーイ イン スウェーデン』でも働いていたクラーク・ガスマンの協力を得て、共同作業を行ってるの」と語っています。
というわけでこちらはナンシー・シナトラとリー・ヘイズルウッドが1972年に再会した際に録音された一枚。不釣り合いながらも何故か引き付けられる謎の魅力に溢れた本作は、冒頭から壮大な組曲として聞かせる"Arkansas Coal"、リーのテナーボーカルとシナトラのボーカルのコントラストが実に官能的な"Paris Summer"、ドリー・パートン作曲のシタール入りソオウル・ナンバー"Down From Dover"など、意欲的かつ不朽の輝きを放つデュエットの数々を収録。大胆でサイケデリック、シネマティックでスウィートなこれらの曲は、何世代にもわたって影響力を与えるような・・・時代を超えたケミストリーを起こしております♪
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