SONGS OF FATE BALTIC CHAMBER SYMPHONIES

GIDON KREMER ギドン・クレーメル

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レーベル
ECM
国(Country)
IMPORT
フォーマット
CD
規格番号
4859850
通販番号
1008777330
発売日
2024年01月19日
EAN
0028948598502
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商品詳細情報

バルト三国の作曲家の作品から人生の意味を探る鬼才ヴァイオリニストの“運命の歌”
ギドン・クレーメル~Songs of Fate

ラトビア、リガ生まれのヴァイオリニスト、指揮者、ギドン・クレーメルのニュー・アルバム『Songs of Fate』。バルト三国の作曲家、ラミンタ・シャルクシュニーテ、Giedrius Kuprevicius、イェーカブス・ヤンチェフスキスと、ポーランド出身のユダヤ人、ミェチスワフ・ヴァインベルクの作品を取り上げています。リトアニアの女性作曲家シャルクシュニーテのヴァイオリン、チェロ、ヴィブラフォンと弦楽オーケストラのための『This too shall pass』は、地球上のすべての避けられないはかなさを音楽で表現した優れた作品です。Giedrius Kupreviciusはリトアニア以外ではあまり知られていないかもしれませんが、故郷のリトアニアでは長い間非常に多才な作曲家、カリヨンの巨匠、教育者としてだけでなく、文化的な政治家、著者としても重要な存在です。クレーメルはこの作曲家の大作『The Star of David』の一部を組み合わせ、ユダヤの文脈を前面に持ってきたモザイクを作り上げました。ドイツのナチスとスターリンの“粛清”という二重の恐怖によって運命を決められたヴァインベルクの作品はヴァイオリン・ソナタ、室内楽作品、交響曲など、これまでもクレーメルは録音してきましたが、今回はあまり知られていない作品を選んでいます。アンドレイ・プシュカレフがソロ・ヴァイオリンと弦楽オーケストラのために編曲した『Nocturne』と、1942年に書かれた『アリア』Op.9、そして『ユダヤの歌』Op.13です。『ユダヤの歌』はヴァインベルクがモスクワに移る直前にワルシャワで完成した、ポーランド系ユダヤ人の詩人イツホク・レイブ・ペレツによるイディッシュ語の歌で、ソヴィエト連邦の戦争中には『子供の歌』というタイトルで印刷されました。アルバムは1992年リガ生まれのイェーカブス・ヤンチェフスキスによる弦楽オーケストラのための作品『Lignum』で締めくくられます。木に関する本からインスピレーションを受けて作られた曲です。ヤンチェフスキスによるとこの作品は木々との対話のようなもので、「それは言葉のコミュニケーションというよりも、むしろ聞くことと理解することを求めること...音楽は私たちにまだ知られていない何かを明らかにする素晴らしい手段です。この作品は私の対話であり瞑想です」と語っています。

リトアニアのソプラノ歌手ヴィダ・ミクネビキューテ、ラトヴィアのチェリスト、Magdalena Ceple、ウクライナ、キーウ出身のヴィブラフォン奏者アンドレイ・プシュカレフ、そしてクレーメルが1997年にバルト三国の若手演奏家を集めて設立したクレメラータ・バルティカと共演しています。

「人生は短く、私たちの使命は与えられた空間を意味で満たし、その人生に意味を与えることです」「このプログラムはすべての人に語りかけることを目的としています。途中で悲劇的な運命を思い起こさせ、私たち一人一人が聞かれる価値のある、そして耳を傾けるべき“声”を持っていることに気づかせてくれます...リスナーの方々が“認識”し、さらに共感できるかもしれない意味を届けることができればと願っています」―ギドン・クレーメル
(UNIVERSAL MUSIC/IMS)

【収録予定】
1) ラミンタ・シャルクシュニーテ:This too shall pass (2021)、

Giedrius Kuprevicius:
2) David’s Lamentation (2018)(室内交響曲『The Star of David』より)、
3) Kaddish-Prelude (2019)、
4) Penultimate Kaddish (2018)、
5) Postlude. The Luminous Lament (2018)(室内交響曲『The Star of David』より)、

ミェチスワフ・ヴァインベルク:
6) Nocturne (1948/49)、
7) アリアOp.9 (1942)、ユダヤの歌Op.13 (1943)より
8) Viglid (Cradle Song)、
9) Oyfn grinem bergele (On the Green Mountain)、
10) Der yesoymes brivele (The Orphan’s Letter)、
11) Kujawiak (1952)、

12) イェーカブス・ヤンチェフスキス:Lignum (2017)

【演奏者】
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン[1, 3, 5, 6, 11], 指揮[1, 2, 4, 6-12])、
ヴィダ・ミクネビキューテ(ソプラノ)(2, 4, 5, 8-10)、
Magdalena Ceple(チェロ)(1)、
アンドレイ・プシュカレフ(ヴィブラフォン[1, 11]、パーカッション[3])、
クレメラータ・バルティカ(1, 2, 4, 6-12)


【録音】

2022年7月、オーストリア、ロッケンハウス、聖ニコラウス教区教会