PAUL QUARRINGTON / ポール・クォリントン
カナダの小説家、劇作家、脚本家、映画作家、ミュージシャン、教育家。スティーヴン・リーコック・ユーモア賞受賞(カナダのマーク・トゥエインと言われ,カナダで毎年出版される最も優れたユーモアのある作品に与えられる)。ジョー・ホール&ザ・コンティネンタル・ドリフトというバンドでベースを弾いたり、当時、カナダで人気を博していたキャシー・スチュアートというシンガーのバックを務めたりしていた時期に、小説を書きはじめた。
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駄目な僕の未完の大作
- DU BOOKS / JPN / BOOK / DUBK096 / 1006675795 / 2016年02月19日
売切 注文不可あの『グリンプス』をしのぐ面白さ!幻のロック小説がついに邦訳刊!「レコード・コレクターズ」(2016年5月号)にて、書評が掲載されました!評者は安田謙一さんです。「POPEYE」(2016年4月号)にて紹介されました!月刊「ミュージシャン」(2016年4月号)にて紹介されました!BRIAN WILSON PRESENTS SMILEツアーのパンフには、SMILEにインスパイアされた文学作品が3作紹介されていた。ルイス・シャトナーの『グリンプス』(創元SF文庫、ちくま文庫)とサルマン・ラシュディの『THE GROUND BENEATH HER FEET』、そして本書、ポール・クォリントンの『ホエール・ミュージック』だ。主人公はデズモンド・ハウルという天才的なミュージシャン。しかし周囲からのプレッシャーとドラッグのせいで精神に変調をきたし、今では世捨て人同然の暮らしを送りながら、未完の大作《ホエール・ミュージック》の作業を、えんえんと続けている。そんなある日、彼の家にクレアという少女があらわれる。天真爛漫だがどこか悲しげな彼女と接していくうちに、ずっと閉ざされていたハウルの世界は次第に開けはじめ、かつての仲間たちの協力を得て、《ホエール・ミュージック》も完成に近づいてくる。ところが恩人のクレアが行方知れずになり、ついにデズモンドは勇を鼓して、外の世界に踏み出すのだった......。いうまでもなく「デズモンド」はブライアン・ウィルソンがモデルだが、ほかにも偽ロック史のエピソードがふんだんに盛りこまれている。例えばビートルズが「エド・サリヴァン・ショウ」に出演したとき、デズモンド率いるハウル・ブラザース(ビーチ・ボーイズ)はなんとエルヴィスの家にいて、ピンボールで遊びながら横目で見ていた、とか...。また、主人公はドラッグのせいで、ついさっきのことを忘れてしまうという設定なので、一人称の文章が時間的に痙攣し、カート・ヴォネガット的な効果を上げている。「ブライアン」が女の子を捜してひさびさに外に出てからの、スラップスティック的な描写も楽しい。著者のポール・クォリントンは、スティーヴン・リーコック賞の受賞経験があるカナダの作家兼ミュージシャン。本書は「ペントハウス」誌で「史上最高のロックンロール小説」と絶賛された。1994年にカナダで映画化もされ、高評価を得ている。翻訳:奥田祐士(おくだ・ゆうじ)1958年、広島生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。雑誌編集をへて翻訳業。主な訳書に『レコーディング・スタジオの伝説』『トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代』『バート・バカラック自伝』『スティーリー・ダン Aja作曲術と作詞法』などがある。解説:竹内修(wilsonic)装画:本秀康デザイン:サリー久保田¥2,200 (税込)ご注文できません
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