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フランスの女性ピアニストたち2
【収録内容】
[CD1]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
モニク・ド・ラ・ブルショルリ(Pf) レオポルト・ルートヴィッヒ(指揮) ベルリン・フィル
(1948 年6月20-21日ベルリン ティタニア・パラストLive)
ショパン:夜想曲集 第13 番ハ短調、第7 番ハ短調、第8 番変ニ長調、第4 番ヘ長調、第9 番イ長調
ユーラ・ギュラー(1959 年9月9日)
[CD2]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番+ラヴェルについて語る(日本語訳なし)
イヴォンヌ・ルフェビュール(Pf) スクロヴァチェフスキー(指揮) フランス国立管(1959年12月1日)
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5 番「エジプト風」+ショパンについて語る
マグダ・タリアフェロ(Pf) ポール・パレー(指揮) フランス国立管(1958 年4月21日Live)
(2CD)
MONO
TAH.712
輸入盤・日本語帯・解説付
ブルショルリ(1915-1972)のベートーヴェン。ブルショルリは1937年のショパン・コンクールでフランス人初の入賞(第7位)。1966年の自動車事故によりピアノが弾けなくなり、引退を余儀なくされまました。
ユーラ・ギュラー(1895-1980)は、ロシア人の父、ルーマニア人の母を持ちマルセイユで生まれました。幼いころから神童として活躍、パリ音楽院を首席で卒業した名手でありながらその美貌もすばらしく、映画女優にスカウトされたほど。エネスコ、フランチェスカッティ、シゲティらと共演し、アインシュタインのヴァイオリンとも演奏したことがある彼女の録音物は決して多くなく、残されたひとつひとつがたいへん貴重で、熱烈な愛好家がいることで知られています。ここには大戦後に復帰した直後のショパンのマズルカが収録されています。ユーラ・ギュラーに関してのハスキルの興味深い言葉があります:「ユーラ・ギュラー、なんと風変りで気まぐれな女性でしょう。彼女は本能のおもむくままに行動し、たいていの場合トラブルに見舞われます。しかし本当に素晴らしい芸術家です!」。
ルフェヴュール(1898-1986)はピアニスト、教師として名を成しました。9歳でコンセルヴァトワールに入学、コルトーとヴィドールに師事。13歳で初リサイタル、14歳でオーケストラと初共演。フォーレ、ラヴェルらと親交を結び、また、1936年からコルトーのアシスタントを務め、サンソン・フランソワにもレッスンをしています。1952-67年、教授を務めました。ポリフォニックな演奏はバッハに向いていましたが、彼女はまたドビュッシーのスペシャリストでもありました。
タリアフェロ(1893-1986)はフルトヴェングラー、ミュンシュ、モントゥ。パレー、アンセルメといった指揮者と共演、さらにティボー、エネスコ、カザルスとも共演をした名手。コルトーの弟子のひとりです。アーン、ピエルネ、ヴィラ=ロボスらの作品の初演を手掛けてもいます。赤毛と大胆なドレスもいつも注目の的でした。
(キングインターナショナル)
VARIOUS ARTISTS (CLASSIC) / オムニバス (CLASSIC)