2,300円(本体価格/税別)
※ 5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
・朝日新聞(2025.5.3)読書面「著者に会いたい」にて、著者・土佐有明さんのインタビューが掲載されました!
・4/29(火)19:30~DOMMUNEにて、刊行記念特番〈「イカ天」再考!昭和~平成バンドブームと、なぜまた令和にバンドが熱いのか?〉開催決定!
・「intoxicate」(vol.175)にて、書評が掲載されました! 評者は今村方哉さんです。
・「The Walker's」(2025 Vol.80)にて、ご紹介いただきました!
・4/18(金)19:30~本屋B&Bにて刊行記念トークイベント(土佐有明×石川浩司×蔦木俊二)開催決定!
雑誌『宝島』の変遷、
ナゴムレコード、バンドと演劇の蜜月、
韓国のバンドブームまで、
イカ天やその前後のバンド事情を網羅!
YouTubeもTikTokもサブスクもなかった時代......
人生を変えた 伝説の深夜番組『三宅裕司のいかすバンド天国』があった!
はじめに バンドブームとあの頃の話
1章│イカ天とは何だったのか?
・深夜放送の時代
・玉石混交の面白さ
・大人としての審査員
・審査員の変化
・誰でもできそう、ということ
・イカ天への反発
――萩原健太インタビュー
さまざまな音楽シーンの存在を世に知らしめた深夜番組。その作り手の個性と審査員の音楽性
――吉田アミインタビュー
中学生の私にとって、イカ天に「いい」「悪い」の判断をしてくれる大人がいて良かった
2章│個性的すぎるバンドが大量発生!
・たま論│ バンドブーム期にたまたま登場した「たま」という〝突然変異バンド〞
お芝居を観ているみたいだった
たま現象
『輝く!日本イカ天大賞』の出演を断り続けたたま 67
たまのバックグラウンド
類を見ないドラムセット
たまと演劇
解散後の活動
・リトル・クリーチャーズ論│バンドブームと渋谷系
イカ天における異質感
アートスクール的感性
バンドの個性と出身高校
アーティストを輩出してきた和光学園とは
和光高校の文化祭のレヴェルの高さ
実家力とミュージシャン
バンドブームと渋谷系の挾間で
・人間椅子論│ 実力とコスプレが世界へ
ロックバンドと土着性
訛りと方言
人間椅子のソングライティング
進化ではなく深化
――宮尾すすむと日本の社長インタビュー
大学の音楽サークルの愉快なノリのまま地上波に出て40年続いたバンド
3章│イカ天とホコ天に象徴される空前のバンドブーム
・ビートロックとはなんだったのか│バンドブームの音
・バンドブームという日本的な現象
・ホコ天
・バンドブームを後押しした雑誌『宝島』
・『オリーブ』とイカ天
・バンドブームの影響
――佐々木敦インタビュー
どの音楽ムーヴメントとも違う、イカ天は東京を席巻したカルチャーの一端だった
――KERA/ケラリーノ・サンドロヴィッチインタビュー
バンドブームがナゴムレコードを終わらせた……? インディーズ現場の激変を語る
4章│バンドコンテストの変遷
・バンドコンテストの系譜
・バンドの物語性
――成松哲インタビュー
いまどきのバンドの話―アニメ『けいおん!』以降のティーンバンドの興隆
5章│持続可能なバンド論─『けいおん!』『ぼっち・ざ・ろっく!』
・バンドのコスパの悪さ
・『バンド論』が投げかけるもの
・バンドと更生
・理想のバンド
・『けいおん!』、『ぼっち・ざ・ろっく!』が牽引したバンドブーム
・バンドのライヴァルとしてのアイドル
・ボカロPもバンドを目指す?
・Kバンドの人気
・バンドと演劇
エピローグ
あとがきに代えて
参考文献
イカ天厳選ディスクガイド
挿画/イラスト:ムルヒ
デザイン:戸塚泰雄(nu)
<正誤表>
本書の初版に誤植がございました。
以下の通り訂正し、読者および関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。
P52 註*4
誤:2003年に結成40周年
正:2023年に結成40周年
P82 12行目
誤:「おいしそうがいっぱい」
正:「おいしいうそがいっぱい」
P123 3行目
誤:和嶋慎司
正:和嶋慎治
P72 4行目
P74 10行目
P108 14行目
P299 4段落10行目
誤:石川浩二
正:石川浩司
P206 13行目
誤:堂島考平
正:堂島孝平
P234 8行目
誤:青幻社
正:青幻舎
P293 11行目
誤:草場栄理
正:草場栄里
Tosa Ariake / 土佐有明
(とさありあけ) ライター。千葉県生まれ。 音楽評、書評、演劇評、映画評などを執筆中。『ミュージック・マガジン』『NiEW』『Mikiki』『週刊読書人』 『intoxicate』『ユリイカ』『レコード・コレクターズ』『すばる』等に寄稿。劇団ポツドール『愛の渦』のパンフレットの取材・執筆も担当。 監修・選曲を手掛けたコンピレーションCDに『トロピカリズモ・アルヘンティーノ』(インパートメント)がある。