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アメリカ・レーベルに残された、マル・ウォルドロンとスティーヴ・レイシー・クインテットの邂逅を捉えた一枚。
本作の聴き所はなんといってもマルのピアノ・プレイ。この時期、従来の路線を深化させて過激なタッチで独自の個性を確立していたマルですが、ここではクインテットに刺激されたか、いつも以上に前衛に近づいたアプローチで演奏を繰り広げます。
マルに煽られたクインテットの面々も同様に熱気溢れる演奏を展開、リーダーのレイシー以上にスティーヴ・ポッツが熱いブロウを聴かせ本盤の魅力を高めています。
実は50年代以来の盟友であるマルとレイシー、両者の歩んだ道程にはさほど接点がないようにも見えますが、ここでの共演は両者の目指していた方向性には内面的な部分で通じる箇所が少なからずあったであろうことを示唆してくれます。1972年5月録音。
STEVE LACY(ss),MAL WALDRON(p),STEVE POTTS(ss,as),IRENE AEBI(cello,vo),KENT CARTER(b),NOEL McGHIE(ds)
吉祥寺ジャズ&クラシック館 関紘章
MAL WALDRON & STEVE LACY / マル・ウォルドロン&スティーヴ・レイシー