<予約>カミラ・メサ、ホルヘ・ローダーら再集結!ライアン・ケバリーのフラッグシップ・アンサンブル"カタルシス"約5年ぶりの6作目「Music Is Connection」発売決定

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2024.09.04

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マリア・シュナイダー・オーケストラ他、現代のラージ・アンサンブルのシーンで必要不可欠の実力とセンスを持ったライアン・ケバリー。フラッグシップ・アンサンブル、カタルシス、約5年ぶり6作目となる待望の新作が登場!


カミラ・メサ、ホルヘ・ローダー、エリック・ドゥーブ、現代の才能が各々アップデートして再び結集
ジャズ、ブラジル、南米音楽、至高のポップ・センス・・etc.
メンバーの個性と、結成から10年をこえる時の共有が化学反応を起こした11編
今の時代に向けたメッセージも込められた、2020 年代、コンテンポラリー・ジャズの金字塔


“私はこのバンドをとても誇りに思います。私たちは、私の人生の中で他のほんの一握りの音楽アンサンブルでしか経験したことのないレベルの化学反応、信頼、そして共有された音楽言語を培ってきました。グローバルなパンデミックは演奏や録音スケジュールの長い中断を与えましたが、それでも私たちを妨げることはできませんでした”

—ライアン・ケバリー


★マリア・シュナイダー・オーケストラをはじめ、ダーシー・ジェームス・アーギューズ・シークレット・ソサエティ、ライアン・トゥルースデル他、現代のラージ・アンサンブル界のファースト・コールとして名を馳せるライアン・ケバリー。そのフラッグシップ・アンサンブル、“Catharsis(カタルシス)”の待望の新作がリリースされる。


★近年のライアンは、ブラジルのピアノ・トリオとのコラボレーション“Collectiv do Brasil”, クラシック音楽とジャズの融合を見せるFrank Woeste, Vincent Courtois との “Reverso”で作品を連続してリリースし、注目を集めてきたが、2012 年から活動を始め、キャリアの中で中心となるグループが、このカタルシスとなる。


★本作は5年以上を経ての6 作目。1,2 年に一作のペースでリリースを重ねてきたグループとしては、ブランクは長い。その間には、コロナ、パンデミックによる、演奏や録音スケジュールの長い中断があり、2 人のメンバーはNYC を離れた。しかし、メンバーは、前作から不動。リズム・セクションは、今、最も多忙で才能を示すベーシストであるホルへ・ローダーと2000年代に頭角を現したドラマー、エリック・ドゥーブ。2013 年からメンバーに加わったチリが生んだ現代屈指の歌姫&ギタリスト、カミラ・メサももちろん全面参加、そしてトロンボーンとキーボード他をライアンがつとめ、スコット・ロビンソンが1曲テナーで参加。再結集したメンバーはそして、確かな共感も生んだようだ。


★カミラの奏でるギターとヴォイスをフィーチャーしたオープニングがこの作品のクォリティを語ってやまないが、ジャズを核として、敬愛するブラジル音楽、洗練のポップ・チューン、アンビエント的なサウンド、また、ワーキングバンドならではの集団即興まで、渾然一体となる充実の11曲。一方では、ミルトン・ナシメントの大名曲“Vera Cruz”、一方では、4人が持ち寄ったオリジナル楽曲(編曲)の豊かな個性がすばらしい。自国チリの国民的音楽家ヴィクトル・ハラの曲を淡々と、かつ哀感を込めて歌うカミラとライアンが即興で織りなす対話の美しさが聴けるM3、脅威の超絶テクニックをアコースティック・ベースで聴かせるホルへ・ローダーのM4, オーバーダビングやポストプロダクションのイフェクトにドラマーを超えた存在感をみせるエリック・ドゥーブのM8。またライアンは、カタルシスのファースト・アルバムで取り上げた”Key Adustment”(M5)をリアレンジしている。これらは、バンドのサウンドが替えのきかない各々のメンバーによって形作られていることの証であり、また10年以上の時を重ねての着実な軌跡を見せている。移り変わりも大きい時世。そうした意味で、今、カタルシスは、2020年代の屈指のグループといって過言でない。


★ところで、タイトル“Music is Connection”は、ミュージシャン、メンバー同士の繋がりはもちろん、ミュージシャンとリスナーとの繋がり、リスナー同士の繋がりと、「様々な共感や繋がりをつくり出す音楽と、その大切さ」を表しているが、これも、ライアン・ケバリーらしい。いままでにも、アメリカの政治の混迷に一石を投じるなど、表現することで、社会的にもメッセージを送ってきたライアン。その音楽は、いつも、生きることと密接に結びついている。


■Ryan Keberle – Trombone, Wurlitzer, Roland Juno Synth, Piano, Vocals
Camila Meza – Vocals, Guitar, Guitar FX
Scott Robinson – Tenor Saxophone (track 9)
Jorge Roeder – Acoustic Bass
Eric Doob – Drums, Percussion


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