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2004 年に解散した3 ピースロックバンド、BURGER NUDS(バーガーナッズ)。解散からちょうど10 年経過した2014 年。長らく廃盤となっていたBURGER NUDS の作品が復刻される。
今回の復刻企画では、「LOW NAME」「線」「自己暗示の日」「kageokuri」「symphony」の5 作品がジャケットも新たに3 作品でリリース。3 作品それぞれに、メンバーの証言をもとに構成された約1 万字のライナーとボーナストラックを収録。2004 年にBURGER NUDS が解散ライブを行ったのと同日の6月21日、東京・LIQUIDROOM ebisu にて復活ライブも行われる。
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BURGER NUDS
『3タイトル特典トートバッグ付き まとめ買いSET』
3CD+トートバッグ
“BURGER NUDS って、「正しくなさ」をすごく愛してきたんですよね。それが音にもアレンジにも歌詞にもすごく表れてたし、それを共有している人間同士じゃないと、意味がない音楽だったんです”
1999 年、中学・高校の同級生だった門田匡陽、丸山潤、内田武瑠によって結成されたBURGER NUDS は、上記の門田の言葉通り、常に「正しくなさ」を体現してきたバンドだった。ベース歴のない丸山をベーシストに据え、ライブハウスに出る前にデモテープを作って、レコードショップに並べた活動初期から、シーンやジャンルに帰属することを良しとせず、インディーズのバンドでありながら新宿リキッドルームでのワンマンを成功させるに至るまで、5 年間という決して長くはない活動期間の中、その姿勢は終始一貫していた。これは言い換えてみれば、たとえ世界を敵に回そうとも、3 人だけが共有する信念を守り続けてきた、誇り高き「NUDS=オタク」の物語だったと言ってもいいかもしれない。
解散から10 年を機に、廃盤となっていたディスコグラフィーを再発するため、ラストライブ以来顔を合わせていなかった門田と丸山が再会を果たしたのが2013 年。実は門田はその前年に、BURGER NUDS と、その後に内田と共にスタートさせたGood Dog Happy Men の楽曲の再録を試みていた。サポート・ミュージシャンを迎え、実際にレコーディングが進められたものの、結果的にその計画は門田自身の決断で中止となっている。この作業の中で門田はBURGER NUDS の「正しくなさ」を再認識し、3 人で音を鳴らす必然性を発見したからこそ、CD の再発のみならず、復活ライブへと話は広がって行ったのだ。
今の音楽シーン、もっと言えば、社会全体を見渡してみても、「正しさ」への強迫観念はより強まり、「共感」に対する同調圧力も、ますます勢いを増しているように思う。もちろん、BURGER NUDS がそれに対して何らかの答えを提示しているというわけではない。ただ、少なくとも彼らの作品には、「正しくなさ」を許容する自由と、一人一人が「共鳴」することへの信頼が詰まっている。だからこそ、彼らの音楽は10 年という時を超えて、今も愛され続けているのだろうし、これから彼らと出会う幸福なリスナーをも、必ずや魅了することだろう。
--- <金子厚武>
BURGER NUDS