ANTONIO LOUREIRO | デビューアルバム (2010) の世界初レコード化にあわせてインタビューも公開!

  • LATIN/BRAZIL/WORLD
  • 新着ニュース

2024.11.20

  • x
  • facebook
  • LINE

  • メール

「ミナス新世代」を代表するブラジルのシンガー・ソングライター/マルチ奏者、 アントニオ・ロウレイロの衝撃的なデビューアルバム (2010) が待望の世界初レコード化!

New! interview Antonio Loureiro: エレクトロニカ、アマゾン先住民、北東部のダンス音楽などの影響を反映する初期2作
https://note.com/elis_ragina/n/n2f019fe46ea5




地元ミナス・ジェライス州で若くして気鋭の作編曲家としての地位を築きつつあったアントニオ・ロウレイロが、2010年に満を持してリリースしたデビューアルバムが、本作『Antonio Loureiro』だ。

エグベルト・ジスモンチやエルメート・パスコアルといったブラジリアン・ジャズ先人はもちろん、ポピュラーからフォークロア、「街角クラブ」へと至るブラジルの豊かな音楽遺産、さらにはプログレッシブ・ロック、ジャズ、エレクトロニカといった音楽からの影響がシームレスに融合。アンドレ・メマーリ、クリストフ・シルヴァ、ファビアーナ・コッツァ、レオノラ・ヴェイスマンらとともに紡がれる、複雑にして高貴な響きを有する楽曲、そしてピアノ、ギター、ドラム、ヴィブラフォンなど多くの楽器を自ら高度に演奏し多重録音するそのテクニックに至るまで、いま聴いても実に衝撃的な作品だ。

好評だった『Só』(THLP-636)に続き、待望の世界初レコード化。今回も武田吉晴が新規マスタリングを施している。

*武田吉晴によるレコード用新規マスタリング
*日本プレス
*完全限定生産品
*Officially licensed by Antonio Loureiro







▼また併せて2012年の2ndアルバム『Só』も再プレス。


「ミナス新世代」という言葉すら生み出した衝撃的な1stアルバム『Antonio Loureiro』(2010) から約2年、その音楽性をさらに発展させたのが2ndアルバムにあたる、この『Só』(2012) だ。ブラジル音楽はもちろん、ジャズやプログレッシブ・ロックなどロウレイロ自身が影響を受けてきた多種多様な音楽が、これまでにないかたちで混在。国内盤CD (NRT/NKCD-1004) のオフィシャル・レビューでは「野生とインテリジェンスの不可思議な同居、<ソング>と<インストゥルメンタル>の間に広がる、都市の音楽。ミナスの静寂を漂わせる歌、コンテンポラリー・ジャズの現代的タッチ、エレクトリックマイルスのカオスまで飲み込む若き才能」と評された。本作のリリースが日本に与えたインパクトは大きく、世代や音楽ジャンルを超えて多くのリスナーを魅了。のちに『IN TOKYO』(NRT/NKCD-1010) としてCD化された芳垣安洋(ds)、鈴木正人(b)、佐藤芳明(accordion)とのセッション・ライブをはじめ、くるりの主宰する『京都音楽博覧会』への出演、ロウレイロのファンを公言する長谷川白紙との共演など、度重なる来日公演によって着実にファンを増やしている。

そんな2010年代を代表するブラジル音楽の名盤『Só』が、このたびロウレイロ本人たっての希望により初レコード化。曲順も自身で再考し、歌モノをメインにしたSIDE-A、インストゥルメンタル・ミュージックに焦点をあてたSIDE-Bと、CDや配信とはまた違う印象を与えるものになっている。ブラジルの異才が生み出した稀代の名盤を、レコード・フォーマットで改めて堪能いただきたい。


最新ニュース