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10月度WEB、店舗スタッフ推薦盤
90年代後期、ヘヴィーメタルとジャズをミックスしたサウンドやピアノだけでなくオルガンからアコーディオンまでもプレイするマルチ・キーボーディストとしてニューヨークのダウンタウン系のミュージシャンと交流しはじめたジェイミー・サフトのシーンへの登場の様子がポスト・メデスキー(ジョン・メデスキー)とも言われた(ジェイミーもNECの出身)。ジョン・ゾーンのTzadikレーベルからリリースされたリーダー作は各アルバムごとに時代性とはわざと距離を置いているかのような彼自身の今までの音楽的蓄積をいっきに吐き出そうしたかのような多種多彩でとても個性的なものであった。ただそれらがあまりに既存のものとかけ離れた音世界であったため、ときに聴衆に混乱を与えていたようだった。しかし、ジョン・ゾーンのマサダ・ブック2にピアノ・トリオ(グレッグ・コーエンのベースにベン・ペロウスキーのドラムス)で挑んだ「ASTAROTH」とそのトリオにマイク・パットン等のヴォーカルをフィーチャーしたボブ・ディラン曲集「TROUBLE」は大変高い評価を受けた。その後また、大きな音楽の海原へ旅立ったかのようなストイックな作品のリリースをつづけていたところで再び、ピアノ・トリオというフォーマットを引っさげて戻ってきたのだった。しかもそれが今まで誰も耳にしたことのない、まさに彼しか創り得ない、彼の音楽観の全てを詰め込んだような「アンビエント・ダブ・ピアノ」としてだ。ベーシストには今更、何の説明も不要ではあるがこの接触は誰をも驚かせたあのラリー・ゲレナディアを起用。ドラムスにはツアー・ドラマー(カーキ・キング他)としてのキャリアとヴィジュアル・アーティストとしての顔も持つクレイグ・サンティアゴを迎えている。とにかく聴いてほしい。聴けば全てがわかる音楽である。(新宿ジャズ館 四浦)
ピアノ・ジャズmeetsルーツ・レゲエ!! 唯一無二のサウンドを展開するNEW ZION TRIO堂々のデビュー作!!!
キングストン発!ありそうでなかったこのサウンド。レゲエの土臭さとピアノ・ジャズの洗練されたメロディーが調和したピアノ・トリオ作品。レゲエと聴いて一歩引いてしまうジャズ・ファンの方もいるかと思いますが。とにもかくも聴いてご判断あれ!
レゲエのビートとリズムに乗ったピアノの音色が生み出すこの心地よさ。ジャズとレゲエの垣根を飛び越えてジャンルに囚われないフォームだからこそ生まれる暖かさと優しさ。伝統的なジャズにも伝統的なレゲエにもリスペクトの心を持った素晴らしい作品です。
■Jamie Saft- piano, Fender Rhodes
Larry Grenadier- acoustic bass
Craig Santiago- drums
NEW ZION TRIO / ニュー・ザイオン・トリオ