【ハード・ロック/ヘヴィ・メタル】いますぐ聴いてほしい オールジャンル 2023 | ディスクユニオンのスタッフが一年の中で印象に残った作品を紹介 | 1ページ

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2023.11.15

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いますぐ聴いてほしい オールジャンル2023 - ハード・ロック/ヘヴィ・メタル
いますぐ聴いてほしい オールジャンル2023 - ハード・ロック/ヘヴィ・メタル


長かったコロナ禍での自粛生活も終わりをつげ、ライブのある日常が戻ってきた2023年。多くのアーティストの来日公演も復活し、ライブ三昧という方も多かったのではないでしょうか? 恒例のランキングでは日本人アーティストが多めになりましたが、海外アーティストもメタリカの6年半振りのニューアルバムを筆頭に、超大物こそ少なかったものの今年も印象深い作品が盛り沢山。どうしてもランキングとは無縁の濃い作品と合わせて、本ページが皆様のお気に入りを振り返る機会となれば、と考えています。

■ハード・ロック/ヘヴィ・メタル | 2023 RANKING



アーティストタイトルフォーマットレビュー
1アンラッキー・モルフェウス / エヴォリューション・アンド・ダイバーシティ・ライブ2022 アット・ゼップ・ダイバーシティアンラッキー・モルフェウスエヴォリューション・アンド・ダイバーシティ・ライブ2022 アット・ゼップ・ダイバーシティBLU-RAYもはや国内のメタル・シーンにとどまらず、誰もが認める世界レベルのバンドに...。ツアー・タイトルが示す通り、あんきもの"進化と多様性"が堪能できるライヴ作品の最高傑作。
( 商品部 / 西 )
2メタリカ / 72シーズンズメタリカ72シーズンズSHM-CD世界が注目した6年ぶりの新作。METALLICAのルーツ、NWOBHMへの邂逅したシンプルかつストレートなヘヴィ・メタルの数々。40年に及ぶバンドの軌跡が集約された傑作。
( 商品部 / 西 )
3聖飢魔II / 期間再延長再集結「35++執念の大黒ミサツアー -東京FINAL-」聖飢魔II期間再延長再集結「35++執念の大黒ミサツアー -東京FINAL-」CD魔暦25('23)年2月15日、東京国立代々木競技場第一体育館で行われた大黒ミサツアーFINAL(千秋楽)を完全収録した大教典。
( 商品部 / 渡 )
4ラヴバイツ / ジャッジメント・デイラヴバイツジャッジメント・デイCD+Blu-rayガールズ・メタルの垣根を超え、世界が注目するバンドの成長したLOVEBITES。新ベーシストfamiを迎えた4thフルアルバム。
( 商品部 / 渡 )
5陰陽座 / 龍凰童子陰陽座龍凰童子CD全15曲70分超。アルバム史上最大のヴォリュームを誇る4年半ぶりのニュー・アルバム。
( 商品部 / 渡 )
6アンセム / クリムゾン・アンド・ジェット・ブラックアンセムクリムゾン・アンド・ジェット・ブラックCD+Blu-ray全英語詞。海外盤はATOMIC FIREからリリースされたANTHEM世界照準のニュー・アルバム。
( 商品部 / 渡 )
7人間椅子 / 色即是空人間椅子色即是空CD+DVD“この世のすべてのものには実体がない” という仏教用語「色即是空」をアルバム名とした2年振り23枚目のフル・アルバム。
( 商品部 / 渡 )
8ゼメス / 絶世ノ哀歌ト黒紅ノ追憶ゼメス絶世ノ哀歌ト黒紅ノ追憶CD日本人ならでは歌謡曲的哀愁が炸裂するメロディック・デス。1st&2ndの全26曲を再録&リメイク
( 商品部 / 渡 )
9アングラ / サイクルズ・オブ・ペインアングラサイクルズ・オブ・ペイン2CDファビオ・リオネが生み出す漂うRHAPSODY感とANGRAらしさが融合した5年振り、10作目のフル・アルバム。
( 商品部 / 渡 )
10イン・フレイムス / フォーゴーンイン・フレイムスフォーゴーンCD現時点でバンドが積み上げたすべての経験がミックスされた2023年型IN FLAMESサウンドを聴かせる6年振りのニュー・アルバム。
( 商品部 / 渡 )
※許可なく複製・転載することを禁じます。

■いますぐ聴いてほしい オールジャンル2023 - ハード・ロック/ヘヴィ・メタル


アーティストタイトルフォーマットレビュー
戸谷 勉 / Over-Saturation戸谷 勉Over-SaturationCD佐々木健介や武藤敬司といった有名プロレスラーの入場テーマ曲を手がけたことで知られるギタリストの18年ぶりの2ndアルバム。テクニカルかつスリリングなギター・インストゥルメンタルで、速弾きを駆使したスピード・ナンバーから、情景が浮かぶメロウなミディアム・ナンバーまで多彩な楽曲が並びます。
( 商品部 / 西純一郎 )
MAYHRM / デーモニック・ライツMAYHRMデーモニック・ライツCDブラックメタルの伝説的なバンドMAYHRMのツアーの模様を収録したアルバム、曲構成はまるでベストのようであり彼らの本気がうかがえる、演奏のクオリティは素晴らしくこれぞMAYHEMといった仕上がりになっている。
( 商品部 / 高田翼 )
DOKKEN / HEAVEN COMES DOWNDOKKENHEAVEN COMES DOWNCD超ジョージ・リンチなジョン・レヴィンによるパッション溢れるギターとメランコリックな楽曲が予想外に良かった1枚!
( 商品部 / 菅原純平 )
BLIND EQUATION / DEATH AWAITSBLIND EQUATIONDEATH AWAITSCD昨年LORNA SHOREの世界的成功により一気に話題を集め、新たな音楽ジャンルとして認知された "シンフォニック・デス・コア"。それに続けとばかりにデスコア界で今後注目を集めそうな作品が、シカゴを拠点とするトリオ編成のBLIND EQUATIONの新作となる「DEATH AWAITS」。 BLACK METALを彷彿させるバンド・ロゴ、メンバーの風貌、そしてその衝撃的なサウンドは.....まさかの日本が作り出した80年代ゲーム音楽として世界的に認知されているあの "ピコピコ"8bitサウンド!! 2000年代初頭にハード・コア/パンク・バンドのHORSE THE BANDが、大人気ゲームのフレーズを用いて"ニンテンドー・コア"と呼ばれ人気を集めたが、このBLIND EQUATIONはギターすら存在しない、あるのはブラスト・ビートとデスコア・ボイスに乗せた8bitサウンド。メンバー曰く「PERFUMEが死ぬほど大好き」との事で、日本のポップ・カルチャーに多大な影響を受けている模様。まさに日本文化が作り上げたバンドの象徴とも言える、デスコア界の新たなジャンル "ニンテンドー・デスコア"に是非貴方も触れてみてください!!
( 商品部 / 竹内清高 )
ケア・オヴ・ナイト  / リコネクティドケア・オヴ・ナイトリコネクティドCDスウェディッシュ・メロディアス・ロック・バンド、約5年振り3枚目のフル・アルバム。秀逸な内容だった過去2作品の方向性を継承しつつ、WIGELIUSのエリック・ウィゲリウスのバックアップを得てよりメロディの質がアップ。充実の楽曲が次々と飛び出す好盤。
( 商品部 / 渡健一 )
BURY TOMORROW / THE SEVENTH SUNBURY TOMORROWTHE SEVENTH SUNCDUKメタルコア・バンドの7作目。デス・ボイスとクリーン・ボイスのツイン・ボーカル。激しさの中にあるエモーショナルかつ哀愁漂うサウンドがたまらない!!
( 商品部 / 入内澤雅恵 )
MEPHISTOFELES メフィストフェレス / VIOLENT THEATRE / バイオレント・シアター<直輸入盤帯付仕様>MEPHISTOFELES メフィストフェレスVIOLENT THEATRE / バイオレント・シアター<直輸入盤帯付仕様>CDアルゼンチン産サイケデリック・ドゥーム・トリオ、約3年振り、2022年発表4作目のスタジオ・フル・アルバム!2016年のデビュー以来、その背徳的なアートワークや中毒性の高いキャッチーかつブルージーなドゥームサウンドでファンを獲得してきた彼ら。本作ではよりガレージや往年のメタルの要素を増大しながらも南米独特の妖しさは堅持。現行ドゥームの注目バンド、是非聞いてみてください!!
( お茶の水ハード&ヘヴィ館 / 松尾信仁 )
ACID KING / BEYOND VISIONACID KINGBEYOND VISIONCD93年結成。US/サウンフランシシコのドゥーム/ストーナー・バンド、15年『Middle of Nowhere, Center of Everywhere』以来のスタジオ・フル・アルバムとなる23年発表の5thフル!ヘヴィな陶酔型ファズサウンドに気怠いメロディを放つ女性Voで好評を博してきた彼らの最新作は、以前の魅力はそのままにより宇宙的な広がりをも感じさせるサウンドが印象的。劇的とすら言える練られた構成と。円熟味を感じさせるバンドアンサンブルは今年随一の陶酔を味わえます!
( お茶の水ハード&ヘヴィ館 / 松尾信仁 )
WIZARD MASTER / Ablanathanalba / アブラナサナルバWIZARD MASTERAblanathanalba / アブラナサナルバCDローマの暗黒サイケデリック・ドゥーム・バンド待望の2ndアルバム。前作がドゥームマニアを唸らせた、注目のイタリアン・リアル・ドゥーム!オルガンの導入でより暗黒度を強めた本作でドゥーミーな年越しを過ごすのもまた一興。
( お茶の水ハード&ヘヴィ館 / 松尾信仁 )
NEPENTHES ネペンシス / Grand Guignol / グラン・ギニョールNEPENTHES ネペンシスGrand Guignol / グラン・ギニョールCD日本が世界に誇るスーパー・ヘヴィロック・バンドNEPENTHESの5年振りサード・アルバム!難しいことは抜きに、このカッコいいリフとバンドアンサンブル、そして根岸氏の歌心溢れる叫びがあればもう何もいらない!サウンドプロダクションも新しさと鋭さが突き刺さってきます!
( お茶の水ハード&ヘヴィ館 / 松尾信仁 )
CHURCH OF MISERY / BORN UNDER A MAD SIGNCHURCH OF MISERYBORN UNDER A MAD SIGNCD説明不要の今年のベストな一枚!個人的にはETERNAL ELYSIUM/STUDIO ZENでのプロダクションが、新しさと同時に深いドゥーム愛を感じました。このヘヴィサウンドに年末は揺られたいと思います!
( お茶の水ハード&ヘヴィ館 / 松尾信仁 )
DEFILED / THE HIGHEST LEVEL / ザ・ハイエスト・レベルDEFILEDTHE HIGHEST LEVEL / ザ・ハイエスト・レベルCD説明不要の国内デス・メタル・レジェンドの2023年作。畳みかける圧倒的なバンドサウンドは、ジャンル関係なしに聴き手をDEFILEDの世界に誘います。独自のテーマの歌詞も要注目!今年必聴の一枚。
( お茶の水ハード&ヘヴィ館 / 松尾信仁 )
浜田麻里 / Soar浜田麻里SoarCDデビュー40周年。この人の代わりになるアーティストはいません。世界で見てももこれだけのキャリアでサウンドもヴォーカルもそして美しさも兼ね備えたアーティストはいないのでは?前作から5年ぶりの作品はより進化しとどまることをしらない。唯一無二の彼女のアルバムはスルー現金!!!!
( 名古屋店 / 古田昭二 )
DEVILOOF / DAMNEDDEVILOOFDAMNEDCDヴィジュアル系デスコアバンドのメジャーデビュー1作目EP。メジャー進出してもブルータルさは微塵もなりをひそめず発揮。リードトラック"Damn"の洗練された曲構成、音の暴力には興奮通り越してもはやうっとりしちゃいました。ぜひフルアルバムが聴きたいです。
( 横浜西口店 / 藤巻未来歩 )
NIGHT RANGER ナイト・レンジャー / MIDNIGHT MADNESSNIGHT RANGER ナイト・レンジャーMIDNIGHT MADNESSCD告白すると、CDに関しては、音質などはあまりこだわらないというか、 無頓着なのですが、 Rock CandyこのリマスターCDの1曲目「(You Can Still) Rock In America」のギター音の ギュイーンを聞いたとたん、レコードに針を落とした当時の記憶がザザザ~っと。 やられました。 5人のサウンドそれぞれが迫りくる感じ。 Rock Candy様様のマストな再発なのでございます。
( 池袋店 / 山崎 康弘 )
THIN LIZZY / VAGANBONDS OF THE WESTERN WORLD (2 COLOURED LP)THIN LIZZYVAGANBONDS OF THE WESTERN WORLD (2 COLOURED LP)LP(レコード)『Vagabonds of the Western World』50周年を記念し最新ミックスや秘蔵音源を満載したデラックス・エディション。とにかく、かっこいい!!
( 渋谷ジャズ/レアグルーヴ館 / 小西遥樹 )
KVELERTAK / ENDLINGKVELERTAKENDLINGCD大阪で観た初来日公演では、物販Tシャツがないことに落ち込みつつ、最高のライブで指弾きのギタリストが印象的でした。あれから10年経ち、フロントマンも変わり、相変わらず絶妙な人気具合ですが、新譜も素晴らしい。再来日してもらって、今度こそTシャツが買いたい。
( 吉祥寺店 / 山本 淳太 )
EXTREME / SIXEXTREMESIXCD出る出ると噂されていた新作がついに15年ぶりに発売。1曲目からEXTREMEらしい曲展開、そして唯一無二NUNOだとわかるギターソロ。バラード曲ではお得意の美しいコーラスワークが存分に堪能できるアルバムに仕上がってる。9月の来日公演時もその圧倒的な演奏力とライヴパフォーマンスで観客を魅了した。
( CDレコードアクセサリー・収納ストア / 小林光宏 )
MIZMOR / PROSAICMIZMORPROSAICCD福音主義者だったA.L.N.が自身の精神病の悪化から神の沈黙に直面、反語としてMizmor(ヘブライ語の聖歌)と名付けたバンド。そうした無神論の主題と決別し、労働、反復、苦労といった人間像を描く4作目。Thouとの合作などUSネガティブ・スラッジやNOLAと肌感覚で合う病的な重さはフューネラル・ドゥームにも冥応。斧を黙々と振るうドゥームパートと響動めきが走るブラストにカスカディアン風な帰趣がテーマを掘り下げた4曲46分で“Wholly Doomed Black Metal”に徹する。
( 新宿ヘヴィメタル館 / 井出翼 )
ADVERSVM / VAMA MARGAADVERSVMVAMA MARGACDMoribund所属のフューネラル・ドゥームというデッドラインに位置するドイツのAdversvmによる、現EvokenのDon Zaros(Key)が加入しての23年3rd。Iron Boneheadから移籍した前作『Dysangelion』はマニアックな趣味ながら局地的に賞揚された。本作では主体曲の前後に配したインスト曲を章立てに鍵盤の伴奏が魔導へ手引く暗黒喝采の出来栄え。ブラック、デス、ドゥームの絶妙な混色が幻視させる世紀末芸術みたいな絵画的厚み!悪徳の彩官!その筆致に酔い痴れようぞ。
( 新宿ヘヴィメタル館 / 井出翼 )
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