Kuniyukiと Wata Igarashi、ユニットMELTING HOURSをRDCレーベルからリリース
KuniyukiとWata Igarashi、アンビエント・プロジェクトがRainbow Disco Clubレーベルから
Rainbow Disco Club のレーベル・ライン'Beyond Space And Time'から放たれる最新作は、Wata IgarashiとKuniyukiによるライブ・プロジェクト、The Melting Hoursによる初の音源集だ。テクノ史に残る実績を現在進行形で刻み続けているWata Igarashi、長きに渡り札幌の至宝として尊敬を集めてきたKuniyuki。兼ねてよりリスペクトを送り合ってきた両名がDraaimolen Festival 2025への出演を契機に邂逅し、始動したプロジェクトがThe Melting Hoursである。
ECMやWindham Hillといった名門レーベルのアンビエント・ジャズ傑作群を彷彿とさせる瑞々しさを湛えた"Blue Sun"。10分以上に渡るアブストラクトなサウンド・テクスチャーの中にフルートや鳴り物のオーガニックな音色が溶ける"Liquid Dunes"と、そして鳴動するダウンビートとアルペジオの渦に覚醒する圧巻の"Cloud Touch"。"Blue Sun"はスタジオでのリハーサル音源を、"Liquid Dunes"と"Cloud Touch"はDraaimolen 2025のライヴ音源を、それぞれ再構築し楽曲化したものだという。これらの作品、ひいてはThe Melting Hoursというプロジェクト自体のエッセンスは、その即興性を核としている。
WataとKuniyukiがゼロから音を立ち上げ、お互いのエレクトロニクス/生楽器を操る技術、それぞれエレクトロニック・ミュージック以前にフリージャズやニューウェイヴ/インダストリアル等に傾倒した時期を含む、音楽家としての半生を持ち出し合う感覚。そこに、例えばDraaimolen出演時に降り出した雨や、リハーサル時にスタジオに迷い込んだ蜂のような、外的かつ偶発的な要因、感情やムードの起伏までもが絡み合う様相。互いの予想を越えるスリルの中で曲が形づくられるプロセスこそが、この作品とプロジェクトを特別なものとしているのだという。
快晴の元で新緑とリスナーに囲まれ音を紡いでいった、去る2026年のRainbow Disco Clubを思い出す。まるで、生き物のようなThe Melting Hoursによるセッションに導かれ、脈動するエネルギーがフロアに伝播していたようだった。この作品から感じられる有機的な息遣いは、まさにそんな情景を思い起こすものであると同時に...このプロジェクトが宿すその場/その時限りの唯一無二性と、それ故に広がっていく限りない可能性をも感じさせてくれる。
(レーベル・インフォメーション)
A1. blue sun
A2. liquid dunes
B1. cloud touch
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