3,960円(税込)
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Christian Vander(dr/vo)率いる仏の大御所プログレッシヴ・ロックバンド:MAGMA、2020年2月末より開始されるも新型コロナウイルスによる影響の為わずか6公演のみで終了してしまった新体制によるツアーの模様を収録した、'21年発表の2枚組ライブ盤が4面デジスリーブ仕様にて登場!
2019年末、MAGMAは2008年以来となる大型改編を決行。Philippe Bussonnet(b)、Benoit Alziary(vib)、Jérôme Martineau(key)3名の脱退が発表されました。特に1996年のMAGMA再始動後から20年以上の長きに渡りバンドに貢献を果たしたPhilippeの脱退はファンの間に衝撃と波紋を呼び、Christian自身がバンドの公式Facebook上にて声明文を発表する事態に陥りました。
そしてそれと同時に6名のミュージシャンの加入が発表されました。2012年作『FELICITE THOSZ』収録曲の'Les Hommes Sont Venus'や2019年作『ZESS』においてコーラスとして参加し、それまでも何度か単発的にライブにおいてもゲスト参加を果たしていたSandrine Destefanis(chorus)、Sylvie Fisichella(chorus)、Laura Guarrato(chorus)のコーラス隊3名、Didier LockwoodやJean-Marc Jafetなどといった周辺アーティストとの共演歴もあるジャズ・ピアニストのThierry Eliez(key)、前期OFFERING/1996年のMAGMA/WELCOMEなどChristian Vander周辺において活躍、2019年ソロ作『NOUS VERRONS...』も傑作であったSimon Goubert(key)の5名に加えて、何より注目なのは70年代中期に短期間在籍したのみながらバンド/Christian自身に大きな影響を与え、未だ"伝説のベーシスト"として語り継がれるかのJannick Topの息子であるJimmy Top(b)の加入です。父を彷彿とさせるふくよかで立体感のあるベース・プレイはPhilippeのそれとはまた異なっており、バンドに新たなる響きを加えています。その6名に加え、前体制から引き続き参加のStella Vander(vo)、Isabelle Feuillebois(vo)、Hervé Aknin(vo)、Rudy Blas(g)、そしてChristian Vander(dr)の計11名体制となり、全体としてコーラスの増強・エレクトリックな楽器の使用といった2点において、90年代前半に試みられたLes Voix de Magmaの拡張版とも云える編成となりました。
ZUND 1(CD 1)には2019年の来日公演でも披露された、'Theusz Hamtaahk''Wurdah Itah''Mekanik Destruktiw Kommandoh'の3曲から成る"Theusz Hamtaahk3部作"の抜粋メドレーを3月8日のPerpignan公演から収録。2019年からセットリストに加わったこのメドレーの基本的な構成は2009年に発売されたライブ盤『LIVE IN TOKYO』CD2収録のLes Voix編成による演奏のものと大差はございませんが、特徴的なのは今回はギター/ベース/キーボードといったエレクトリックな楽器を用いている点であり、特に'Wurdah Itah'におけるエレクトリック・ギターの導入というのは1996年再始動後の作品の中では本作が初となります。極めつけは'Mekanik Destruktiw Kommandoh'内のパート'Nebehr Gudahtt'で、幻想的なエレピの反復/柔らかく差し込まれるキーボードの装飾/沈みゆく様なChristianの歌唱が折り重なったそのサウンドは歴代最高とも感じられるテイクとなっております。
ZUND 2(CD 2)には'Kobaia''For Tomorrow''Auroville''Troller Tanz'の4曲を3公演から収録。'Kobaia'はファースト1曲目の言わずと知れたバンドの代表曲で、意外と70年代においてはライブで演奏される機会が少なかった曲ですが、再始動後はアンコールでの定番となっております。このツアーでは1回のみの披露であった為何気に貴重なテイクとなっており、分厚いコーラスとHerve Aknin(vo)の熱唱が心に響きます。'For Tomorrow'はジャズ・ピアニストMcCoy Tynerの'77年作『INNER VOICES』収録曲のカバー。Christianのお気に入りであるのか、CHRISTIAN VANDER TRIO/QUARTET/ALIENなどジャズ方面の活動で度々演奏されており、OFFERINGやMAGMAといった編成でもカバーの実績があります。こちらもこのツアーでは1回のみの披露でしたのでこれまた貴重な演奏であり、『INNER VOICES』収録テイクにも匹敵する重厚なコーラスは一聴に値します。
'Auroville'は、MAGMA/ALIENなどChristian周辺での活動に加えて晩年のChet Bakerに帯同していた事でも知られている、2003年に逝去した鍵盤奏者Michel Graillierのペンによるナンバー。ALIENなどのジャズ・フィールドでの演奏に加えて、Michelへの追悼の意を込めて2003年以降MAGMA/OFFERING編成でも幾度か演奏されています。今テイクはSimon、Thierry、Jimmyの新加入の3名のみによる演奏で、美しくも力強いプレイは感動的です。'Troller Tanz'は1976年作『UDU WUDU』に収録されている曲で、ライブ演奏はこのツアーが1977年以来実に約42年振りとなる演奏です。
バンドの現在進行形を伝えるライブ盤/映像作品というのは実の所従来ではほぼ存在せず、そういった観点においても本作は貴重な作品となっております。マテリアルに乏しかったこのツアーの模様が確認出来る、ファンは必携&必聴のライブ盤です!
【2枚組/4面Digisleeve仕様】
MAGMA (PROG: FRA) / マグマ
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ESKAHL 2020 BORDEAUX - TOULOUSE - PERPIGNAN
3,050円(税込)
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2023.09.08
PROGRESSIVE ROCK
2023.07.12
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<入荷>マグマの代表作の一つ「コンタルコス」の、貴重ボーナストラックを追加収録したリマスター拡大再発盤が帯/解説付き国内仕様盤でリリース決定!!オリ特は「マグマペン」!!
2022.10.19
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<入荷>マグマ: 来日公演が迫るフレンチ・プログレッシブ・ロックバンドの最新作『カルテール ~団結の力~』が帯/解説付き国内仕様盤で発売決定!ユニオンオリ特付き!