1,885円(税込)
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■アルゼンチン音楽手帖掲載品■
メリーナ・モギレフスキー : プエンテ・セレステの鬼才管楽器奏者を父に持つ女傑、衝撃デビュー / その圧倒的な遺伝子を受け継いだデビュー作とは思えないクオリティで綴られるアルゼンチン・ジャズ~コンテンポラリー・フォルクローレのデビュー・アルバム。エルメート・パスコアル、エグベルト・ジスモンチ・カバーも秀逸!!
アルゼンチン随一のグループ、"プエンテ・セレステ"での活動で知られるマルチ管楽器奏者マルセロ・モギレフスキー。自らの名義だけではなく、セサル・レムネルや来日を果たしたキケ・シネシとのデュオ作品でも知られ、その実力/オリジナリティーはアルゼンチンを代表するアーティストの一人。そのマルセロの愛娘であり、現在のアルゼンチン・ジャズ~コンテンポラリー・フォルクローレ・シーンにてめきめきと頭角を現しているシンガー・ソング・ライターが本作の主役、メリーナ・モギレフスキーである。ジャズやボサノヴァを身に付けるだけでなく、ENSAMBLE DESARMADEROやTATA BAMBUというグループで即興やコンテンポラリー・フォルクローレについても取り組み、表現の幅を広げていったメリーナ。本作はそんな彼女が満を持してリリースする1STアルバムだ。
彼女が手がけた楽曲がメインのコンテンツ。コンテンポラリー・フォルクローレ界No.1パーカッショニストであるマリオ・グッソをはじめ、ジャズの名手として名を馳せるニコラス・オスピナ(P)、エスケエル・ドゥティル(CONTRABASS)がサポートという盤石の布陣に、ゲストで父マルセロも数曲で参加。
冒頭から実に素晴らしい。アンドレス・ベエウサエルト&タチアーナ・パーハのデュオ作『アキー』を彷彿させる、ジャズともミニマルとも取れるピアノのリフを中心に一体となったバンドの演奏、そして見事にコントロールされた高音域ヴォーカルを聴かせるメリーナ。ファビオ・トーレスやシコ・ピニェイロといった近年のブラジルのコンテンポラリー・ジャズにも通ずる楽曲の妙とバンドのグルーヴ感の融合が心地良い。打って変わって#2はニコラスの端正なピアノを中心としたバラッド、そして#4では父マルセロと思われるカヴァル(東欧で用いられるフルートのような楽器)の音色も聴こえてくる。そしてラストのピアノとのデュオでは、スキャットでその美声を存分に楽しませてくれる。
さらに特筆は、#4(エルメート・パスコアル)、#8(エグベルト・ジスモンチ)の2曲のブラジル・インスト・カバー。前衛セッションへの造詣も覘かせるメリーナの才覚に感極まる。ヴォーカリストとしてだけではなく優れた作曲家としてもその大器の片鱗を見せてくれるメリーナ。今後も多くのシーンで目にすることになりそうな注目の女傑の登場である。
Melina Moguilevsky : voz y composicion
Nicolas Ospina : piano y voz
Ezequiel Dutil : contrabajo
Mario Gusso : percusion
Marcelo Moguilevsky : harmonica, claron, on 6,12
Jonatan Szer : triangulo on 8
ARTISTS LINK
MELINA MOGUILEVSKY / メリーナ・モギレフスキー
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ARBOLA
880円(税込)
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