【クラシック】いますぐ聴いてほしい オールジャンル 2020 | ディスクユニオンのスタッフが一年の中で印象に残った作品を紹介するイヤーブックのWEB版

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2020.12.11

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いますぐ聴いてほしい オールジャンル2020 - クラシック
いますぐ聴いてほしい オールジャンル2020 - クラシック

ベートーヴェン生誕250周年を迎えた2020年、昨今の状況下、残念ながら演奏会も多くが中止になり、この後もマレク・ヤノフスキ & ケルンWDR交響曲全集など注目盤のリリースが予定されていますが、ファンにとっては重苦しい年になりました。そんな中注目を集めたのが、ジョン・ウィリアムス / ライブ・イン・ウィーン。2020年1月、自身の曲を指揮したウィーン・フィルへの指揮デビューのライヴ録音。衝撃とともに心癒されたディスクが登場しました。また、2024年生誕200年を迎えるブルックナーもファビオ・ルイージの4番、ワレリー・ゲルギエフ & ミュンヘン・フィルの交響曲全集、クリスティアン・ティーレマン & ウィーン・フィルの8番など、注目を集めるディスクが発売。今年は何だかブルックナーが心に沁みた一年でした。ブルックナーの音楽を知らず知らずに求めていたのかもしれません。


■クラシック | 2020 RANKING

    アーティスト タイトル フォーマット レビュー
1 JOHN WILLIAMS  / LIVE IN VIENNA JOHN WILLIAMS LIVE IN VIENNA CD ジョン・ウィリアムズのLIVE音源の音盤化は実は珍しい。彼がウィーンフィルを指揮したという意義が大きい盤ではあるが、本質はLIVE音源の製品化という事だ。
2 HELENE GRIMAUD / THE MESSENGER (LP) HELENE GRIMAUD THE MESSENGER (LP) LP 神秘的なジャケットも素晴らしいですが、瑞々しいモーツァルトはこの時代の新曲か?と感じるほどオルタナティブでした。
3 HERBERT BLOMSTEDT / BRAHMS: SYMPHONY NO.1 / TRAGIC OVERTURE HERBERT BLOMSTEDT BRAHMS: SYMPHONY NO.1 / TRAGIC OVERTURE CD 今年で93歳、まだまだ若々しいブロムシュテット。日本でも毎年来日していますのでおなじみですね。今年は残念ながら来日はかないませんでしたが、来年以降の登場を願わずにはいられません。
4 イリーナ・メジューエワ / ロマンティック・ピアノ名曲集 イリーナ・メジューエワ ロマンティック・ピアノ名曲集 CD ロマン派作曲家4人の名曲をヴィンテージNYスタインウェイCD135の豊潤な響きで録ったピアノ名曲アルバムです。特にショパンは、´18年5月19日に八ヶ岳音楽堂で催された「ショパンの夕べ」の名演を思い出させる素晴らしい出来映えです。
5 MICHAEL RABIN / MOSAICS VOL.2 - THE LOST CAPITOL TAPES MICHAEL RABIN MOSAICS VOL.2 - THE LOST CAPITOL TAPES LP リイシュー盤。ポマーズではなく、ブルックス・スミスによる伴奏です。
6 GIOVANNI ANTONINI / BEETHOVEN: COMPLETE SYMPHONIES GIOVANNI ANTONINI BEETHOVEN: COMPLETE SYMPHONIES CD あの「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」の創設者でもあるアントニーニの全集。モダン楽器も使用していますがHIPのマエストロの立体的で推進力溢れる解釈が聴きものです。
7 MASATO KUMOI SAX QUARTET / 雲井雅人サックス四重奏団 / 雲カル愛奏曲集 MASATO KUMOI SAX QUARTET / 雲井雅人サックス四重奏団 雲カル愛奏曲集 CD 雲カルのどこまでも深淵な、そして真摯な音楽。サクソフォーンの「派手さ」や「ゲンダイオンガク」で疲労した私たちの耳を癒してくれます。
8 QUATUOR EBENE / BEETHOVEN AROUND THE WORLD - THE COMPLETE STRING QUARTETS QUATUOR EBENE BEETHOVEN AROUND THE WORLD - THE COMPLETE STRING QUARTETS CD とにもかくにもエベーヌ四重奏団の実力が大炸裂、極めて自在にして緻密・濃密。好みはあれど、ここまで解釈の徹底を極めた演奏にはそうそうお目にかかれまい。必聴!
9 JEAN-EFFLAM BAVOUZET / PLAYS SONATAS BY CLEMENTI, DUSSEK, HUMMEL, WOLFL JEAN-EFFLAM BAVOUZET PLAYS SONATAS BY CLEMENTI, DUSSEK, HUMMEL, WOLFL CD ベートーヴェンと同世代の4人のピアノ・ソナタが収録されています。ボーナストラックにそれぞれの作品とベートーヴェンのソナタとの類似点が比較されていて面白いです。
10 荘村清志 / ノスタルジー ~郷愁のショーロ 荘村清志 ノスタルジー ~郷愁のショーロ CD タレガとバルエコの作品集です。ギター好きの方必聴。
※許可なく複製・転載することを禁じます。

■いますぐ聴いてほしい オールジャンル2020 - クラシック

  アーティスト タイトル フォーマット レビュー
BERTRAND CHAMAYOU / GOOD NIGHT! (CD) BERTRAND CHAMAYOU GOOD NIGHT! (CD) CD GOOD NIGHT! のタイトルどおりの子守歌なのですが、ヤナーチェク、ラッヘンマンなどなど!。Tr.9 ブライス・デスナー:Song for Octaveがとっても良いです。The Nationalのです。
( 大阪クラシック館 / 福森 )
CHRISTOPH PREGARDIEN & JULIAN PREGARDIEN クリストフ & ユリアン・プレガルディエン  / FATHER & SON CHRISTOPH PREGARDIEN & JULIAN PREGARDIEN クリストフ & ユリアン・プレガルディエン FATHER & SON CD 中学生の時に初めて聴いた恐い印象が忘れられない。来日公演もあり2002年レコードアカデミー賞を受賞したクリストフが息子と掛け合いで歌う魔王をお薦めします。
( 新宿クラシック館 / 白井 )
Dark Matter / MOSES BOYD Dark Matter MOSES BOYD LP 漆黒のグルーヴ、生音ブロークンビーツ×ジャズ。薄暗く、煙たい世界で湧き上がる強烈なエネルギー。是非、感じてください。
( JazzTOKYO / 北 )
GIOVANNI ANTONINI / BEETHOVEN: COMPLETE SYMPHONIES GIOVANNI ANTONINI BEETHOVEN: COMPLETE SYMPHONIES CD あの「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」の創設者でもあるアントニーニの全集。モダン楽器も使用していますがHIPのマエストロの立体的で推進力溢れる解釈が聴きものです。
( 新宿クラシック館 / 平嶋 )
HELENE GRIMAUD / THE MESSENGER (LP) HELENE GRIMAUD THE MESSENGER (LP) LP 神秘的なジャケットも素晴らしいですが、瑞々しいモーツァルトはこの時代の新曲か?と感じるほどオルタナティブでした。
( 神保町店 / 秋山 )
HERBERT BLOMSTEDT / BRAHMS: SYMPHONY NO.1 / TRAGIC OVERTURE HERBERT BLOMSTEDT BRAHMS: SYMPHONY NO.1 / TRAGIC OVERTURE CD 今年で93歳、まだまだ若々しいブロムシュテット。日本でも毎年来日していますのでおなじみですね。今年は残念ながら来日はかないませんでしたが、来年以降の登場を願わずにはいられません。
( 新宿クラシック館 / 鴇田 )
JEAN-EFFLAM BAVOUZET / PLAYS SONATAS BY CLEMENTI, DUSSEK, HUMMEL, WOLFL JEAN-EFFLAM BAVOUZET PLAYS SONATAS BY CLEMENTI, DUSSEK, HUMMEL, WOLFL CD ベートーヴェンと同世代の4人のピアノ・ソナタが収録されています。ボーナストラックにそれぞれの作品とベートーヴェンのソナタとの類似点が比較されていて面白いです。
( 新宿クラシック館 / 吉野 )
JOHN CARROLL KIRBY / My Garden JOHN CARROLL KIRBY My Garden MQA-CD 今年は時間があったにもかかわらずあまり音楽を聴けませんでした。その中でこの作品は家で針を落として聴いていた気がします。JOHN CARROLL KIRBYがプロデュースしたEDDIE CHACONのアルバムも最高でした。
( 北浦和店 / 坪内 )
JOHN WILLIAMS  / LIVE IN VIENNA JOHN WILLIAMS LIVE IN VIENNA CD ジョン・ウィリアムズのLIVE音源の音盤化は実は珍しい。彼がウィーンフィルを指揮したという意義が大きい盤ではあるが、本質はLIVE音源の製品化という事だ。
( 新宿クラシック館 / 小林 )
JOHN WILLIAMS ジョン・ウィリアムズ / LIVE IN VIENNA (CD+BD / DELUXE EDITION) JOHN WILLIAMS ジョン・ウィリアムズ LIVE IN VIENNA (CD+BD / DELUXE EDITION) CD+BLU-RAY BDのドルビーアトモスも良いですが、DTS-HD Master Audio 24bit/96kHzの2.0ステレオ再生がお勧めです。
( オーディオユニオン お茶の水店 / 新井 )
MASATO KUMOI SAX QUARTET / 雲井雅人サックス四重奏団 / 雲カル愛奏曲集 MASATO KUMOI SAX QUARTET / 雲井雅人サックス四重奏団 雲カル愛奏曲集 CD 雲カルのどこまでも深淵な、そして真摯な音楽。サクソフォーンの「派手さ」や「ゲンダイオンガク」で疲労した私たちの耳を癒してくれます。
( 新宿クラシック館 / 森江 )
MICHAEL RABIN / MOSAICS VOL.2 - THE LOST CAPITOL TAPES MICHAEL RABIN MOSAICS VOL.2 - THE LOST CAPITOL TAPES LP リイシュー盤。ポマーズではなく、ブルックス・スミスによる伴奏です。
( 新宿クラシック館 / 吉田 )
NICHOLAS COLLON ニコラス・コロン  / MUSIC OF THE SPHERES NICHOLAS COLLON ニコラス・コロン MUSIC OF THE SPHERES CD 「天球 spheres」にまつわる音楽の冒険! 古代ギリシアの音楽観を出発点とする意欲的なアルバムです。オーロラ管弦楽団のDGデビュー作でもあります。
( 新宿クラシック館 / 羽塚 )
QUATUOR EBENE / BEETHOVEN AROUND THE WORLD - THE COMPLETE STRING QUARTETS QUATUOR EBENE BEETHOVEN AROUND THE WORLD - THE COMPLETE STRING QUARTETS CD とにもかくにもエベーヌ四重奏団の実力が大炸裂、極めて自在にして緻密・濃密。好みはあれど、ここまで解釈の徹底を極めた演奏にはそうそうお目にかかれまい。必聴!
( 新宿クラシック館 / 藤原 )
VARIOUS ARTISTS (CLASSIC)  / AIMEZ-VOUS LES GRANDS VIOLONISTES?! VARIOUS ARTISTS (CLASSIC) AIMEZ-VOUS LES GRANDS VIOLONISTES?! CD シェリング、アンドラード、ソリアーノなど、名ヴァイオリニストの1950-60年代フランス放送音源集。特にシェリングの1953年ライヴは時期的に非常に貴重な記録です。
( 新宿クラシック館 / 車田 )
イリーナ・メジューエワ / ロマンティック・ピアノ名曲集 イリーナ・メジューエワ ロマンティック・ピアノ名曲集 CD ロマン派作曲家4人の名曲をヴィンテージNYスタインウェイCD135の豊潤な響きで録ったピアノ名曲アルバムです。特にショパンは、´18年5月19日に八ヶ岳音楽堂で催された「ショパンの夕べ」の名演を思い出させる素晴らしい出来映えです。
( 新宿クラシック館 / 中川 )
ピエール・ブーレーズ / マーラー: 交響曲第6番 ピエール・ブーレーズ マーラー: 交響曲第6番 SACD ウィーンフィル特有のしなやかさや優美さが生きています。何度鑑賞しても飽きない名盤です。
( 新宿クラシック館 / 中島 )
ミクローシュ・ペレーニ / バッハ:無伴奏チェロ組曲全集 ミクローシュ・ペレーニ バッハ:無伴奏チェロ組曲全集 CD 1回目の全集録音(未CD化)から約40年、巨匠ペレーニ待望の再録音!
( 新宿クラシック館 / 大塚 )
加藤礼菜 / セレナーデ 加藤礼菜 セレナーデ CD ドビュッシー曰く<ピアノ音楽はベヒシュタインのためだけに書かれるべき>、待望のデビュー作はその楽器の魅力を弾き尽くした1枚!<舟歌>最初の一音だけでも圧倒的な響きに包まれます。
( 新宿クラシック館 / 吉岡 )
荘村清志 / ノスタルジー ~郷愁のショーロ 荘村清志 ノスタルジー ~郷愁のショーロ CD タレガとバルエコの作品集です。ギター好きの方必聴。
( 新宿クラシック館 / 渡辺 )
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