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人気コラムニストがディスクガイド形式で描く、かつてないザ・スミス/モリッシー論。ブレグジット後の「いま」だからこそ響く、もうひとつのUKポップ・カルチャーと地べたの社会学。
英紙から“国宝級"とまで呼ばれるロックスター、その素晴らしい矛盾をいま聴くこと──。
「これはアンオフィシャルなブレグジットのテーマだ」
「クソ左翼のバカな見解にすぎない」
このふたつのコメントは、この歌詞がいかに正反対の解釈で読まれる
ことが可能かということを端的に示している。左と右、上と下、グロー
バリズムとナショナリズム。いろんな軸が交錯し、いったい誰がどっち
側の人間なのやら、従来の政治理念の枠では語りづらくなってきた英国
のカオスを、モリッシーは12年前にすでに予告していた。(本文より)
ブレイディみかこ Mikako Brady
イギリス・ブライトン在住の保育士・ライター・コラムニスト。著書に『アナキズム・イン・ザ・UK』『ザ・レフト』(Pヴァイン)、『ヨーロッパ・コーリング』(岩波書店)、『THIS IS JAPAN』(太田出版)、『子どもたちの階級闘争』(みすず書房)、ほか。
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いまモリッシーを聴くということ
ブレイディみかこ
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