日本発の新たな音楽ジャンル!?monooto(物音)のコンピレーションがリリース。
- 通販番号
- 1009070781
- 発売日
- 2025年07月14日
- EAN
- 2299991612254
商品詳細情報
日本在住の合計10組のアーティストによる、新しく形成されつつある音楽ジャンルmonooto(物音)のコンピレーション。
東京を拠点として、音の文化、音楽の歴史をリサーチし、そこで見出されたものに再度焦点をあて、現代の視点から再解釈し、様々なメディアを通じてアウトプットすることを目指しているアーカイブ・レーベル・ato.archives。実験性の高い音楽を扱うものの、以外にも聞きやすくリスナーフレンドリーであることもその特徴である。
1. Tetsuya Nakayama “Minoru”
縁戚の農園で収穫作業の手伝いをした際に録った音で構成しました。埃を被った鋏の擦れた音、錆びた蛇口と水音、軋む作業小屋の床、木製の梯子を引き摺る音。年にわずか数回の収穫でのみ使われる農具が、待ちわびていたように、農園の静寂を破る。農園がある地域は、農作業人口が激減し、荒廃農地が目立っています。担い手の高齢化とは対照的に今も生き生きと機能する農具の音を聞いて、なんとか郷土伝統の作物を残す希望を見出したく、この作品を構成しました。
2. Masami Tada “Katakata”
このコンピレーションの話をもらってすぐに思いついたのが私の原点の場でした。1979年、当時カタカタ音楽教場(音教育の教室)の子どもらに「面白い場所がある」と、教えてもらった場所です。東名高速伊勢原バス停付近の道路真下コンクリートトンネルの中で車は通れない、日中も人は殆ど今も通らない場所。こちらの地区と向こう側の地区は完全に行き来がない。そこは思った通り、至高なる空間と響きがありました。この場所は今も全く何も変わらずです。Katakataは、最近のものでなく1970年代後半に使っていた言葉です。皮肉な言葉で笑えます。子供らは即興をデタラメと言っている。ゲームにする即興演奏は本人たちが面白いかどうかだけで、至高性について気づかない演奏の面白さなのです。今回、再度このトンネルの中に入ったら原点が蘇りました。それはライヴハウスとかでは味わえないものなのです。音の跳ね返りが中心から遠ざかって行く中に、体を動かすほどに音の輪抜けのような、狭いトンネルの中でしか起こせない音感覚がうまれます。子どもはそう言うものだと思って面白がる。けれども、私はそれを未だにどうすると引き出せるのかと考えるのです。これまでと違う演奏法が必要であると。それは音楽であり、音楽でないものです。
3. Shuta Hiraki “Kara no Kazaana”
本作「kara no kazaana」は、そのタイトルが示すように、シュルティボックスの発音機工である風穴を発音体であるリードが震えない程度わかずかに解放した状態でふいごを動かすことで出てくる(楽器としての役割を果たし始める前段階の)風音をベースとしたものである。本作では最終的にこの風音を物理モデリングのレゾネーターに通した音、虫の声を模したシンセサウンド(生成音)とコンボリューションで掛け合わせた音がレイヤーされており、物の音、そのモデリング、合成音のどれともつかない「あわい」を模索している。
4. Masahiro Sugaya “鳴ってしまう”
写真展のために制作された8chマルチスピーカーシステム音響作品から一部分を2chステレオフォーマットに変換している。元になっているのは展示スペースである砂丘館(新潟市)の蔵、その床の軋みを8ch録音したものだ。蔵の床が発てる音をその音の発つ蔵で立体音像として再現させていた。観賞者には現実に床が軋む音と、8つのスピーカーから再生される音像とが区別できないようになっている。2chとしたことで作品の方向性は変わったが、展示空間との整合性をとるため生じていた間合い、実際に動線に沿って移動する際の行為、時間、そこに何らかの微々たる音が録音されていたことが『鳴ってしまう』の音楽的意味へと繋がっている。
※砂丘館 2017年 「村の肖像」展IV ふたつのかねやまー角田勝之助と榎本千賀子
5. yasuhito suzuki “monotone”
鈴木泰人
フィールドレコーディングは、石川県の能登半島に位置する珠洲の土地で行った。録音現場の港から、ただ一色の景色が辺り一帯を静かに染めていた記憶が耳に残っている。知っている音は記憶の中で過去を引きずり出し、知らない音は違和感となり、気付かない音は気配となって記憶の背景で再生されている。能登半島地震で変わってしまった環境を録音する点において、存在を記録しているという意味も音の中に介在している。作品は、集積されたモノラル音源の断片を並置して抽象的な気配の形に描き変えた。絵巻の断片を繋げた時に耳の中で再生されている自分の記憶が景色を一色にしてしまう。monotoneという形は土地の存在を穏やかに表している。
6. S. Grey “Aprilled”
Recorded April 2024.
100円ショップのバウンドボール + 古い割り箸 + ドリル = 新しいマレット
7. Natsumi Nogawa “Flower Pods”
素焼きの植木鉢を木の枝やマレットでたたく、擦る、小さな石を落とす、木の実や枝をぶつけ合うや口笛等の即興的な音遊びが素材音となっています。それらの音をソフトウェアMax/MSP上で録音→ランダムな音の変調と再生を繰り返すパフォーマンスの音を再構成したものです。
8. Masayuki Imanishi “deck”
deckというタイトルは、カセットデッキで録音したものをデッキ内でマニピュレートを重ねて作成しましたのでdeckというタイトルにしました。
9. Leo Okagawa “Hz”
“Hz”は通常のマイクと電磁波マイクによって録音された、ラジオの音を複数組み合わせた作品。録音はモノラル録音が中心ではあるが、音のレイヤーを重ねていく、あるいは削っていくことにより、作品のなかに流れやダイナミクスを作ることを意識して制作された。
10. sorta opalka “ObjectO”
シンプルに円を描く。円を描くことで描く対象と描かれた対象は音を立てる。人は無心に手を動かしながら無軌道に発散される音を聞く。そして、対象が隠し持つ音をほんの少し聞いたと思えた瞬間にその音は消える。それらは幻聴にすぎないのかもしれない。
(レーベルWEBサイトより)
ソングリスト
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1. Tetsuya Nakayama - "Minoru"
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2. Masami Tada - "Katakata"
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3. Shuta Hiraki - "Kara no Kazaana"
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4. Masahiro Sugaya - "鳴ってしまう / It Sounds"
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5. yasuhito suzuki - "Monotone"
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6. S. Grey - "Aprilled"
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7. Natsumi Nogawa - "Flower Pods"
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8. Masayuki Imanishi - "Deck"
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9. Leo Okagawa - "Hz"
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10. sorta opalka - "ObjectO"
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