90S/Y2Kポップの高揚感に喪失と自己受容の痛み滲ませた2ND
- 通販番号
- 1009249936
- 発売日
- 2026年07月23日
- EAN
- 0850080418109
商品詳細情報
オレンジ・カウンティ/LAを拠点に活動するアーティスト、KELZのセカンド・アルバム『A SWEET PASSERBY』は、90年代/Y2Kポップの高揚感とノスタルジックなシンセスケープ、胸を焦がすような囁き声のリリックを融合させながら、自己受容と平穏へと向かうほろ苦い旅路を描き出す。過去4年にわたって書きためられた全11曲からなる本作は、表面上は日常を機能的にこなしている一人の人物が、家族の死、鬱の時期、そしてよりシンプルだった日々への回想の中で、内面ではアイデンティティの危機に揺れ動いていく姿を映した内省的なセルフ・ポートレイトである。
南カリフォルニアの潮の流れのように、『A SWEET PASSERBY』に漂うざわめく背景は、一見すると穏やかだ。シングル「SWEET ESCAPE」は、KELZが亡き祖母と過ごした最後の一週間のあいだに書き上げた楽曲。鮮やかなダンス・ビートを備えながらも、そのメロウなコーラスと自由なリリックは、愛する年長者を失った混乱の中での逃避への願いと、彼女がいまより良い場所にいることを願う気持ちを追いかけている。
喪失の裂け目から、解放のスリルが立ち上がる。アルバム序盤でまず聴き手を包み込むのは、リード・シングル「JUST US 2」の夏めいたエネルギーだ。ダンス色の強いこの楽曲では、高揚感のあるドラムと煌めくコードに包まれながら、KELZが初めて自分自身の幸せを選び取る姿が描かれている。
本作の核となる感情の風景が最も鮮明に表れているのは、ラスト・トラック「I'M SORRY」だ。この曲は希望で終わるのではなく、答えは一度に訪れるものではないという気づきで幕を閉じる。アルバムの中でも最も脆く、複雑な楽曲のひとつで、KELZは自分の愛し方を見つめ直し、最終的に、自分自身を最優先にできなかったことを幼い頃の自分に謝罪する。
『A SWEET PASSERBY』でKELZは、完成度の高いセカンド・アルバムとしての成熟へと確かな足取りで踏み出している。感情の方向感覚を失った状態の中で、終着点と明晰さを探し求める意図的なリリックを紡ぎ、憂いを帯びたギター・サウンドのプロダクションは、メランコリーと浮遊感のあいだに絶妙なバランスをもたらす。明日へと視線を向けながらも、すべての答えが今日訪れるわけではないことを受け入れる、そんな視点に根ざした作品である。

ソングリスト
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1.Just Us 2
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2.Sweet Escape
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3.Sunday Miracle
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4.Memory
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5.Rendezvous
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6.Pink Bike
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7.Falling Behind
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8.Fading (explicit)
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9.Breathe
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10.Snow
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11.I'm Sorry
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