菊地雅章の'70年代の代表作『POO-SUN』、『エンド・フォー・ザ・ビギニング』がアナログレコード再発決定
プーさんが何者かを知りたければコレを聴け!時代を変えた1曲「Dancing Mist」を含む記念碑的作品!
日本を代表するピアニストのひとり菊地雅章。1950年代終わりのプロ入りから他界する2015年まで、独自の音楽性と圧倒的な存在感で日本のジャズシーンを牽引し、世界的にも高く評価された。代表作と呼べるものに限っても枚挙に暇はないが、自身の愛称を冠した『POO-SUN』は間違いなくそのひとつである。ツイン・キーボードとツイン・ドラムによって生み出される重厚でいて躍動感溢れるグルーヴ。「Dancing Mist」はこの時期の菊地が到達した境地と言って良いだろう。さらには幻想的で美しい「Yellow Carcass In The Blue」やスリリングな「Puzzle Ring」など、全曲が聴き所である。鋭利にして強靭。菊地の才が爆発した名作である。
text by 尾川雄介 (UNIVERSOUNDS / DEEP JAZZ REALITY)
その音には覚悟と惜別が滲む。渡米直前の菊地雅章が、かの名曲たちを一心に紡ぐ。
類稀なる個性と鋭い時代感覚を持ってして世界的に活躍したピアニスト、菊地雅章。1973年には活動の拠点をニューヨークに移すが、その直前にファンを招いて行なったスタジオライヴの実況録音が本作『End For The Beginning』である。この時期は電化楽器や変則的な編成を採用し革新的なサウンドに挑んでいたが、本作では2管+ピアノ・トリオというオーソドックスな編成で臨んでいる。菊地のオリジナルで構成された全5曲。覚悟が熱情を生み、惜別が日本的情緒を呼び起こす。「驟雨」、「銀界」、「Green Dance」といった名曲が、張り詰めた空気の向こうから波のように押し寄せる。菊地の集大成のひとつと言って良い傑作である。
text by 尾川雄介 (UNIVERSOUNDS / DEEP JAZZ REALITY)
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